社会人になったばかりのお話。
ナカはプログラマとして、○立のソフト工場で働いておりました(#⌒∇⌒#)ゞ
なんか、男ばっかでナカの課も50人中女子4人のみ・・・。
入ったグループは工事現場のニイチャンみたいな人ばかり。(´д`lll)
「生理休暇なんて、認めんぞ!」とか言われたり~ヒー∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
そして、こわいこわいと思いながら、毎日怒られて残業してたんでした。
あるときから、いつも誰がの視線・・・?
目を上げると・・・パッと目をふせる先輩がいた。
I先輩は~かっこいい?わかんない。よく言えば松潤?
オードリー・ヘップバーンみたいに顔の造作が大きいの。
男の先輩から「らくだ」と呼ばれてた。
趣味じゃないけど、会社の消防隊なんかに入っていて、正義のある真面目な人?
結婚する予定の彼女がいて、よくみんなからからかわれるような
イヂラレキャラでした。
でも、私が仕事で苦しんでるとき、ぼーとしているとき、そっと手紙をくれたり、
ジュースを顔にひっかけてくれたり(;^_^A
なんか、守られてるような気がした。
スマートでかっこいいM先輩とお話しした。
「ナカが好きなのって、Iとちゃう?」
「・・・・・・」
「あいつはあきらめなよ。高校からの彼女いるやんけ」
私・・・好きなのかな・・・????
M先輩はこうやって、モンモンとした私の話相手になってくれた。
I先輩は、全然しゃべらないくせに、しょっちゅうバーベキューや
ドライブなどのイベントを立ち上げてた。
そして、人と遊ぶのが苦手なナカを誘ってくれるのです。
新人社員のオフ会が熱海であったとき。
I先輩が熱海まで車で送ってくれた。
なんか・・・気の利いたこと、しゃべらなきゃ(((( ;°Д°))))
でも、男性に対してすっごく口ベタ(中高女子高の後遺症)なナカ。
何もしゃべんない先輩。
ずーっと、熱海まで。
なんか、ずっと覚えてる。そのときの風景とか空気の感じとか。
車の中には、彼女が好きだというアーティストのテープがいっぱい。
私も好きな唄なので「聴きたい」って言ったら、
「ダメ!」って言われた。
夏のある日、届いた分厚い封筒。
I先輩からだった。
ナカのこと、好きになっちゃったんだって。
でも、彼女と結婚するんだって。
そして・・・会社辞めて・・・・もう二度と会わないって・・・・・
泣きましたo(;△;)o
わんわんと。
そして、ナカは初めて、I先輩がどんなに大切な人だったか、
分かったのでした。
I先輩が会社を辞める日。
夕礼でみんなにあいさつしたとき。
私はしっかりと立っていた。モスグリーンのワンピを着てた。
いつもアップにする髪を降ろした。
その後、私は体調を崩して入院などしてしまい、
どうしても仕事を続けることができなくて、
1年後、会社を辞めたのでした。
しかーし!
その後もI先輩は私の人生にちょくちょく現われ、会社の人々と
連絡を途絶えがちのナカを助けてくれる。
今も、どこかでつながってるんでした。
子供4人も作って、すっかり太って。
それでも、変わらないんだろうな。