高3の春、いよいよ北朝鮮へ研修旅行に行くため、新潟港に向かいました。
途中の電車の中で、引率の先生が私の髪型の異変に気付きました。
そしてこう言い放ちました。
「新潟市に着いたら、散髪屋で坊主にするように!」
私は、新潟駅で電車を降りたその足で、散髪屋を探し、三枚刈りにしたのでした。
その研修旅行には神戸だけではなく、大阪からも来ていたので、余計に恥ずかしかったです。
新潟から、今では入港禁止になっている万景峰(マンギョンボン)号に乗り、北朝鮮の元山(ウォンサン)港
へ出発しました。
確か2泊3日だったと思うのですが、強烈な揺れで、ゲロを吐く人がたくさんいました。
私も陸地に降りても半日ほど、体が揺れた状態が続きました。
北朝鮮に着いた翌日には、岩山とその周辺の景色がとてもきれいな金剛山(クムガンサン)に登りました。
岩肌にはたくさん赤字でスローガンが彫られていました。
金日成将軍を称えるものや革命のための志などです。
そして再び元山(ウォンサン)に戻り、高速道路で平壌(ピョンヤン)に向かいました。
その高速道路がアスファルトではなくてコンクリートだったのがびっくりしました。
途中の風景は、ド田舎だらけでした。
平壌(ピョンヤン)についた私たちは、金日成将軍の生家である、万景台(マンギョンデ)に行きました。
そのあとは、有名な玉流館(オンリュガム)で平壌冷麺をいただきました。
これはとても美味しかったのを憶えています。
その他にも、金日成将軍のどでかい銅像が立っているところも行きました。(よく記念日になると、花束
を持った市民が並んで進むところがテレビで放映されるところ)
平壌(ピョンヤン)での日程を終え、また元山(ウォンサン)に戻って、日本に帰ることになったのですが、
この時、私たちの行動をナビゲートしてくれたおじさんに、マイルドセブン2箱をプレゼントしたら、とても
喜んでくれました。
そして私たちは、港で手を振ってくれる北朝鮮人民になぜかしら涙を流しながら手を振り返すのでした。















