うつ状態で苦しむあなたを助けたいのです! -18ページ目

うつ状態で苦しむあなたを助けたいのです!

私が躁うつ病を発症して29年目になりますが、躁とうつの波にもまれて苦しみのどん底にいた状況から8年前にようやくうつ状態を克服し、躁うつ病を薬だけ飲んでいれば症状が出ない寛解に至りました。今度はあなたが寛解する番です。

~不安~に戻る

 

 

 

●焦燥感

 

簡単に言うと焦ってじっとしていられない感情のことです。

この感情は自分を責める気持ちから発生します。

まともに仕事もできなくて怠惰に過ごしていたら、どんどん落ちぶれて普通の人間に比べ
て取り残されてしまうという強迫観念です。

このままではいけないと思ってもどうしようもできないからさらに焦燥感が募っていくという

悪循環を起こします。

私の場合、焦燥感に対して精神科医に訴えてもそれに対する薬の処方を受けたことはあ

りません。

ですからうつ状態の時にはずっと焦燥感にさいなまれていました。

 

~無力感~に続く

 

~興味、意欲がない~に戻る

 

 

 

●不安

 

何か心配事や気がかりなことがある時、目上の人や初対面の人に会う時、試験の前などに
「気持ちが落ち着かない」「どきどきして心細い」といった症状を感じることは正常な反応で、

別に病気ではありません。

 

原因となる心配事などがなくなれば、症状も自然に消えてしまいます。

うつ状態になったときには「正常な不安」と違って、理由がないのに生じる、理由があっても

それと不釣り合いに強い、原因がなくなってもいつまでも続く、などの特徴を持った「病的な

不安」が生じます。

厄介なのは特定の不安だけでなく、その対象が明確でない、漠然とした不安に襲われるこ
とです。

私の場合も深刻なうつ状態の時には、外に出かけることや人に会うことに不安を感じたり
、なぜかしら心の中で漠然とした不安がうごめいているという経験をしました。

しかしそんなとき、不安の内容を聞いてもらえる人は妹だけでした。

 

といっても母が亡くなって、妹の家の近くに引っ越してからです。

一方、精神科医には不安の中身までは話す時間がありませんでした。
 

 

~焦燥感~に続く

 

~無気力~に戻る

 

 

 

●興味、意欲がない

 

うつ状態になると、人間としての最底辺の欲望である、寝ること、食べること、性的欲求が一切なくなって

しまう。

 

普通の人が仕事を頑張り、帰りに居酒屋で一杯という生活にも興味を感じない。

 

また人間関係でも、心の奥底では人恋しさがあるものの、それより関係を築くことが面倒で関心がない。

 

カラオケ、映画などの娯楽にも全然興味がなくなる。

 

こう考えていると、最低限の欲望すらないうつ状態の人間は、動物と変わりないのかもしれない。

 

時間だから寝て、時間だから食べて、その他には何の興味や意欲もないのだ。

 

 

~不安~に続く

 

~落ち込み~に戻る

 

 

 

●無気力

 

仕事をしているときは、朝、目が覚めると、「会社に行きたくない」と思い、なかなか起きられない。

 

職場に行っても、自分から進んで仕事をすることはなく、上司からの指示をひたすら待っている。

 

昼休みになっても、昼食に出かけることでさえ嫌になる。

 

同僚と雑談しようとさえ思わず、何を話せばいいかもわからない。

 

退社時間になっても、帰るタイミングがわからない。

 

仕事をしていない時は、朝、目が覚めると、「また地獄の1日が始まる」と思い、なかなか起きられない。

 

結局は、昼近くまで寝てしまう。

 

起きても本を読んだり、テレビを観たりすることもできない。

 

ただ、過去のことを振り返ったり、どうしようもなく不透明な将来を憂う。

 

結局1日、家から一歩も出ずに、適当に食事し、ネットサーフィンするか、漫画を見て終わってしまう。

 

寝るときは、「もう明日が来ないでほしい」と思う。

 

 

~興味、意欲がない~に続く

 

本日より、私の経験したうつ状態の闇の一コマを振り返っていきたいと思います。

 

内容的には非常に暗いものになりますが、どれだけうつ状態の人が苦しんでいるかの一端を

わかってもらえれば幸いです。

 

もし自分の経験した状況とは違うと思った方はどしどし文句を言っていただきたいです。

 

●落ち込み

 

うつ状態ではまずこの感情から入る方が一番多いと思います。

 

では一体何を落ち込んでいるのか?

 

元気だった自分と今の自分を比較して落ち込んでいるのです。

 

バリバリ仕事していた自分があって、うつ状態になって仕事をろくにできない自分が情けない

のです。

 

またなぜこんなことになってしまったのかという原因がよくわからないから、悔しいんです。

 

そして何とか頑張ろうとしても、どうすることもできない自分に嫌気がさすんです。

 

だから落ち込む、再び落ち込むを繰り返します。

 

 

~無気力~に続く

 

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4.お互い対処できる範囲を見極める

 

困難な時期にある恋人のサポートには、常にストレスが伴います。

 

そこからうまく逃れる方法はありません。

 

価値がないこととは言いませんが、あなた自身の健康が危険にさらされるかもしれません。

 

あなたが役目を果たすことに苦しんでいるような状況では、パートナーを助けることはできません。

 

愛する人を助けるために「必要なことは何でもする」と考えるのはロマンチックではありますが、その考え

があなたの精神の健康をむしばむかもしれません。

 

パートナーを手助けするときは必ず、提供できることとできないことの間に、はっきりとした境界線を引き

ましょう。

 

それは、2人が別れてしまう前に、どこまで耐えられるかを考えることではありません。

 

もっと建設的に、あなたが幸せかつ健康でいられて、あなた自身とパートナー両方をサポートし続けるた

めに、必要なことを見極めるべきです。

 

これは、趣味のための時間を作ったり、1人でいる時間を作ったり、ほかの人たちとつき合うことも含まれ

るでしょう。

 

これにはパートナーのカウンセラーになるのを断ることも含まれます。

 

境界を引きましょう。

 

助けたいと思うのは当然ですが、それぐらいにしておきましょう。

 

もし愛する人のうつ状態に人生を支配されてしまったら、あなた自身の健康が損なわれます。

 

心理的な代償を払うことなく、24時間体制の世話人になることはできないのです。

 

燃え尽きたり恨んだりしないためにも、あなたがやりたいこととできることの間に明確な区別をしてくださ

い。

 

あなたは愛する人のカウンセラーではないので、その責任を持たないでください。

 

あなたは、パートナーが薬を飲んだり日記をつけたりするのを思い出させることはできますが、それはあ

なたの責任にはなりません。

 

あなたは、パートナーが治療に行くよう励ますことはできますが、ある地点でパートナーが自分自身で行

けるようになる必要があります。

 

あなたが無神経や冷酷だからそうするのではなく、むしろ、パートナーの完全な回復にすべてを投じて、

燃え尽きないよう、2人ともが不幸にならないために必要なのです。

 

あなたは愛するパートナーでいることはできますが、お互いを同等に(少なくとも同等に近いくらい)サポ

ートしなければ、悲しいことを引き起こしかねません。

 

同様に、あなたが不幸であるときはパートナーに知らせましょう。

 

パートナーがうつ状態になっていると、自分の気持ちを伝えるのは怖いかもしれません。

 

感情がすでに不安定なパートナーに「あなたが私を落ち込ませている」と言ったり、怒ったり悲しんだりし

ていることを告げたりしたら、うつ状態が悪化するかもしれないと恐れ、自分自身の問題を抑えようとす

るかもしれません。

 

些細なことであればそれでいいかもしれませんが、ずっと不幸な気持ちでいるなら、そのことははっきり

言わなければなりません。

 

 

★うつ状態に苦しむパートナーがいるなら、こちらに相談しましょう!

https://www.utsujoutai.net/

 

 

 

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3.悪い日が続いても余裕を持つ

 

うつ状態の治療は、はっきり言って面倒です。

 

「猫にフィンガーペイントを教えること」のように面倒です。

 

普段であれば、あなたは計画や日記、目標に没頭できるでしょう。

 

でも、うつ状態を患っていると、起きてすぐに絶望を感じ、絶望を感じる自分を責め、絶望だという証明

としてあらゆる忙しい仕事をしたあとにも、まだ絶望を感じている事実を引き合いに出し、身を縮め、眠

りに落ちるまでそこにとどまるでしょう。

 

そのようなことが、実際に起こるのです。

 

もちろん、あなたの恋人がうつ状態である場合、このような内面的な対話は見えません。

 

あなたが見ることができるのは、ソファに座っているか、一日中ベッドで過ごしているか、あなたのメー

ルに答えない誰かです。

 

その時点では、相手を「もとに戻す」誘惑にかられたり、「再発している」ことにイライラしたりするかもし

れません。

 

一般的にはそれでいいのですが、悪い日々が続くことを理解しておくことも大切です。

 

悪い日が1日だけなら、世界の終わりではありません。

 

実際、あなたの愛やサポートは助けにはなりますが、治癒にはならないです。

 

配偶者はあなたの愛や助け、関心を必要としています。

 

しかし、それらは、血糖をコントロールしたり、関節炎を楽にしたり、動脈血栓を取り除いたりするよう

に、うつ状態を解消することはできません。

 

病気を治すために愛だけをあてにはせず、治らなかったからといって愛することをやめないのと同じ

で、あなたの感情や関心が、配偶者の脳内の化学物質の乱れを変えることは期待できません。

 

愛は、苦難のときであってもパートナーの本質的な価値は変わらないことを思い出させるために使い

ましょう。

 

うつ状態元患者として、また大切な人を支える役割を演じる人間として、個人的な経験から言わせて

もらうと、これは難しくもあり、重大なことです。

 

うつ状態の本質は、ごく普通の感情の働きがなくなることです。

 

うれしいことをうれしいと思えず、楽しいことを楽しめないのです。

 

それが問題です。

 

でも、気分が悪い(あるいは何も感じない)ときに、一方の期待を強制しないで、側にいて受け入れく

れる人がいることは、回復と再発を繰り返す日々に違いをもたらしてくれるでしょう。

 

 

最終回に続く

 

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2.共にうつ状態に取り組む計画を立てる

 

パートナーのうつ症状を自分と結びつけて考えるのは避けるべきですが、症状を無視するべき

ではありません。

 

うつ状態が、恋愛への興味を下げるという事実は、無視されたと感じるのと同じようにつらいもの

です。

 

もし、パートナーが病気にかかったり、怪我をしていたりするなら、あなたがそのために腹を立て

ることはないでしょうし、パートナーが治療を受けられるよう手助けするでしょう。

 

うつ状態でも同じことをすればいいのです。

 

協力的で愛のある関係は、うつ状態に悩む人にとって大きなメリットになります。

 

ただし、2人が前向きにうつ状態に対処しようとしているならばの話です。

 

これには、パートナーを理解することや、根底にある問題に対処するための、現実的な対策を講

じることを含みます。

 

私は、そのためのさまざまな方法(うつについて教育を受けたり、目標に向かってやり抜くよう励ま

したり、経過を見たり)を提案していますが、ベストな手助けの1つは、一緒にカウンセリングに行く

ことです。

 

私はカップルや家族単位のカウンセリングを勧める精神療法の専門家の一人です。

 

あるアプローチでは、パートナーがカウンセラーの助手になります。

 

トレーニングをすることで、カウンセラーから出された課題に取り組む患者を、パートナーが手助け

できるようになります。

 

これには、不安が生じる状況に向かう患者に同行することや、不安軽減テクニックを使って、その

状況にとどまることを勧めることを含みます。

 

あなたが一緒に治療に行かないとしても、一緒にカウンセラーを見つけ、パートナーの治療を助け

るだけでも雲泥の差があります。

 

あなたが何に向けて動いているかがわかるように、あなた自身の行動計画と目標を立てましょう。

 

治療の決定的な「最終地点」はないかもしれませんが、2人で対処できる持続可能な解決に向けて

取り組むことが理想です。

 

また、この段階ではパートナーに治療を強要しないことが重要です。

 

手助けしたり支えたりはできますが、パートナーに何かを強制することはできません。

 

もし手助けを断られたら、助ける立場に居続けるか、関係を保ち続けるかを考え直しても構いませ

ん。

 

でも、助けを得る方法やタイミングは、パートナーが自分で決める必要があるのです。

 

 

第3回に続く