今日の「熱思鮮知」 | うつ状態で苦しむあなたを助けたいのです!

うつ状態で苦しむあなたを助けたいのです!

私が躁うつ病を発症して29年目になりますが、躁とうつの波にもまれて苦しみのどん底にいた状況から8年前にようやくうつ状態を克服し、躁うつ病を薬だけ飲んでいれば症状が出ない寛解に至りました。今度はあなたが寛解する番です。

熱思鮮知  8月11日号



◎  「愛の手運動」46年



 親と暮らすことが難しい子供たちに里親を探すため、1962年に家庭養護促進協会と神戸新聞、ラジオ関西で始まった長期キャンペーン「愛の手運動」は、残念ながら全国にそれほど知られてはいない。


 里親を求める子供をメディアが紹介する全国初の試みで、兵庫と大阪で息の長い活動が続いている。


 協会は、生みの親の面会の頻度や家庭復帰の見通しなどを考え、養子縁組、里親への長期委託、週末だけ里親家庭で過ごすといったバリエーションの中で最善を選択している。


 一方、神戸新聞では子供を紹介する里親募集の記事を毎週掲載し、ラジオ関西では「里親さがしの時間です」と称し、スポンサーなしの自主制作番組を放送してきた。


 今でも親のエゴで、大切な生を受けた子供が捨てられるケースが発生している。


 また失職や離婚に伴う、生活苦などの理由で、施設に預けられる子供も少なくない。


 親の虐待によって保護される子供も少なくない。


 核家族化や近隣コミュニティの欠如が招いたとも思われる助け合いの精神は、大人の心を蝕んでいるばかりでなく、幼い子供たちにも害が及んでいると言えるのではないだろうか。


 本来は実の親と暮らすことが一番子供にとって幸せなのは承知しているが、理想ばかりを追いかけるわけにはいかない。


 欧米では、施設よりも里親家庭での養育が主流になっており、マスメディアを活用した里親開拓が盛んに行われている。


 何とかこの活動が今後も続けられ、1人でも多くの子供が里親とめぐり会えることを願っている。



■  市民社会という考え方


 簡単に言うと、もうこれ以上国民の生活を国家や企業だけに任さずに、市民の結集した力で社会を変革しようとする考え方だ。


 非政府組織(NGO)や非営利組織(NPO)が代表例である。


 NGO活動は、’80年代の途上国での開発支援から活発になった。


 冷戦が終結し、環境や人権、女性や子供の問題が噴出することで、専門的かつ集中的に取り組む力として、その存在感を増してきた。


 NPOは日本でも阪神・淡路大震災後に法律が制定され、各地域の市民にとっての身近な問題を解決するためにその数も徐々に増え、兵庫県内だけでも1200を越える法人が設立されている。


 そんな中で、NGOやNPOの活動には、インターネットの普及が大きな力となっている。


 NGOやNPOの活動に関する呼びかけや広報は、インターネットを通じ、国内だけでなく世界に発信されている。


 ただ、ふがいないのは、NGOやNPO同士のネットワークがまだうまく取れておらず、せっかくの運動が散発化してしまっていることだ。


 今後は同分野における互いのネットワークを強化することによって、より大規模な活動へと発展させていく事が最大の課題である。



△  「学び直し」がブーム


 最近、少子化の影響で経営に苦しむ全国の大学で、社会人の「学び直し」講座を開いていて、かなりのブームになっているという。


 育児や介護で離職した人、定年で退職した人、ニートやフリーター、現状に飽き足らない人などが再就職や能力アップに「学び直し」講座に通っている。


 人生経験がバラバラの男女が学友となるため、励まし合いの効果も大きいという。


 たとえば、大阪の帝塚山大学では「英語による奈良観光ガイド」の養成講座を開いている。


 山形大学は、「里地里山活動プランナー」を育てる講座を開いている。


 どちらも定員を超える応募があったという。


 ほかの大学でも様々な人材育成や能力向上のための講座を開いており、そのバリエーションも多種多様だ。


 私も最近ようやく大学での第2外国語であったロシア語を勉強したいと思っている。


 先の見えない社会の中で、あるいは個性を追求する志向性の中で、このような大学の講座を利用する社会人が今後も増えていくのではないだろうか。