江戸時代前期の北海道(蝦夷地)を舞台にした『シサム』を観に行ってきました。

交易のため蝦夷地を訪れた若き松前藩士がアイヌの人々との絆を紡ぐ壮大なヒューマンドラマです。

 

主人公の若き松前藩士役に、寛一郎さん。

佐藤浩市さんの息子さんです。

 

松前藩の若き藩士、高坂孝二郎(寛一郎さん)は、兄の栄之助(三浦貴大さん)とともに、アイヌとの交易で初めて蝦夷地へ。

しかし、使用人の善助(和田正人さん)によって兄は殺害されてしまいます。

 

逃走した善助を追う中で、孝二郎も瀕死の重傷を負い、アイヌの人々に助けられます。

アイヌの村で介抱され過ごすうちに、自然と共生するアイヌの生活や風習、文化に共鳴していきます。

 

一方、その暮らしは横暴な和人(アイヌから見た日本人)によって脅かされます。

平等な交易が次第にアイヌに不利な条件になり、和人に対する反発心が爆発して戦に。

ふつうに生きて暮らしていただけなのに、突如巻き込まれてしまった悲劇は、史実を基に描かれています。

 

孝二郎が選んだ戦い方は、真実を記録すること。

和人とアイヌの共生できる道につながることを願わずにはいられないですね。

 

寛一郎さんは、純粋でひたむきで苦悩する青年武士を繊細に演じられていました。

素晴らしかった拍手拍手

アイヌの青年を演じた坂東龍汰さんや武士役の緒方直人さんなど、共演者のみなさんも良かったですねスター

 

ロケ地は、北海道釧路管内の白糠(しらぬか)町。

古くからアイヌの人々が暮らしてきた土地で、アイヌの暮らしや伝統、文化が丁寧に描かれています。

アイヌの人々はもちろんアイヌ語。

演じた俳優さんたち、覚えるの大変だっただろうなぁ。

アイヌ語に感情をのせるのも難しそう爆  笑

坂東龍汰さんは、1年経った今もアイヌ語がすらすら出てくるそうですよ。

 

「シサム」はアイヌ語で「隣人」の意味。

和人を含めアイヌ以外の人を指す言葉とのこと。

ちなみに、アイヌは「人間」という意味です。

 

見やすく分かりやすいので、この作品がアイヌを知るきっかけになってくれるといいなぁと思います。

 

「シサム」の主題歌は、中島みゆきさんの「一期一会」。

10年以上経っても愛される名曲で、みゆきさんの力強い歌声と和人とアイヌの葛藤、北海道の大自然が相まって、心にぐっときますルンルン

 

そして、大ヒットを記念して、21日から豪華共演号外が配布されています(なくなり次第終了)。

配布を知らなくて、偶然いただけてラッキーでしたウインク

 

スペシャル企画に賛同した著名漫画家12人が主要キャストのイラストを描き下ろし。

豪華な共演ですキラキラ

寛一郎さんのインタビューや著名人の映画を評価するコメントも掲載されてました。