4日目午前 にっぽん丸 小笠原への旅
快晴 気温21℃
6:30頃、父島が見えてきました~
予定通り二見湾へ入ることができました
前日に入港した「おがさわら丸」と父島母島を結ぶ「ははじま丸」が見えます
にっぽん丸は大型船で小さな港には着岸できないため、湾内で錨泊をし、小型のボートに乗り換えて上陸します。
悪天候だと危険が伴うため上陸できないんですよね
湾内の大きなブイにロープを繋ぎ、流されないように係留します。
世界的にも珍しい停泊方法で、このブイ係留作業は必見です
朝食は、ビュッフェへ行くと混雑しそうだったので、ホライズンラウンジでパンとコーヒーをさっといただいて、下船準備をします。
通船による乗下船は8時頃から。
一度に乗れる人数は10名程度で、3分おきに出ていますが、全員下船するのに1時間近くかかりそうなので、1階の待機列に早めに並びます。
通船は地元の漁船が担っていて、1隻跨いで隣の船に乗り込みます。
係留されてますね
5分ほどで岸壁に到着して、父島へ上陸
上陸できて本当にうれしい
青空が迎えてくれました
通船は16時が最終便。
1日の滞在になってしまったので、予定を組み直します。
当初の予定
父島1日目 AM街歩き&ウミガメ放流見学、PM小笠原固有植物ガイド散策
父島2日目 AMホエールウォッチング&南島ツアー、PM南洋踊り鑑賞
AMホエールウォッチング&南島ツアー、PM街歩き&ウミガメ放流見学
午前中は現地ツアーの「ホエールウォッチング&南島ツアー」を申し込んでいました。
父島の南西沖に浮かぶ南島は、小笠原へ行ったらぜひ行ってみたい絶景スポット
青灯台(岸壁)を出発
南島まで、イルカ(通年)やクジラ(冬~春のみ)を探しながらクルージング🐬🐋
小笠原諸島の周辺は、クジラの回遊が確認されている世界でも貴重な海域。
ザトウクジラは12月~5月にかけて、繁殖子育てに回遊してくるザトウクジラを見ることができます🐋
3月がベストシーズン
ザトウクジラに出会えることを期待して🐋
でも、なかなか現れないですね・・
と思ったら、遠くにちらっと姿が見えました
父島の南西部に位置するジョンビーチやジニービーチを見ながら進んでいきます。
イルカを見つけたときは、ドルフィンスイムも可能🐬
三点セットのレンタルもありました。
船の走行中に海に飛び込むので、慣れていないと怖いですね
赤い岩肌がハート型に見える千尋岩は、ハートロックと呼ばれています
真ん中の岩ですがわかりますか~。
午後の方がくっきりわかるそう。
夕陽を浴びるとピンク色かな
海の色がとっても綺麗~
遠くにうっすら見えているのは母島。
母島にもまた行ってみたいですね
江戸時代、小笠原諸島は名前がなかったので「無人島(むにんじま⇒ぶにんじま)」と呼ばれていて、耳にした西洋人が「ボニン」BONINと地図上に表記したことから、透明度が高く濃い青色が美しい小笠原の海は、「ボニンブルー」と称されています。
南島に近づくと、海の色が変わりました
南島に到着
南島へ行くには東京都認定ガイドの同行が必須で、以前は1日100人、滞在時間2時間以内のルールがありましたが、2023年6月から人数や時間は撤廃されました。
というものの、1ガイドが案内できるのは15名までと制限されています。
サンゴがゴツゴツとした崖のような場所を登っていきます。
南島は石灰岩でできた島。
鮫池
ネムリブカ(サメ)が群れで集まることから「鮫池」と名付けられています。
オガサワラタコノキ
パイナップルみたいな実をつけます。
アダンと似ているけど違っていて、気根という根をタコの足のように伸ばしている姿から「タコノキ」と呼ばれているそうですよ🍀
急斜面を登って、景色を見渡せる尾根の上を目指します。
振り返らずに登りきると、こんな景色が広がってました
この扇池を見てみたかったんです
お天気良くて最高
反対側には、ハートロックが見えました。
下って、扇池へ行きます。
岩に自然に生まれたトンネルと透明度抜群の海と白い砂浜。
砂浜には、絶滅したカタツムリの半化石がありました。
ヒロベソカタマイマイという1000年以上昔に絶滅したカタツムリの殻(半化石)が散らばってます。
島外への持ち出しは禁止です
砂浜は、アオウミガメの産卵場所。
ウミガメの赤ちゃんやカツオドリに出会えることも。
約1時間の滞在で、南島を後にして、イルカやクジラを探しながら父島へ戻ります。
あっ、カツオドリ
クチバシが白いので間違いないと思います
クジラが見えたとの情報が
クジラを探す目印は、ブロー(潮吹き)。
親子でいました🐋🐋
親クジラは、一度潜ってしまうと15分ほど上がってこないので、しばらく待つと近くで見ることができました
最後の最後に見れて感激でした
街歩きに続きます。