神戸市立博物館へ。
『つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITYMUSEUM』を開催中
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、日時指定の事前予約制になっています。
定員に達していない場合は、予約なしでも入場可能。
コロナ禍の中で、さまざまな「つながり」を見つめなおす展覧会。
出品点数は約160件、「つなぐ」を巡る6つの物語で構成されています。
会場は第1会場と第2会場に分かれていて、第2会場は写真撮影OK
印象に残った作品をご紹介しますね
《仏涅槃図》 暦応元年(1338)須磨寺蔵
《花時計》 川西英 昭和38年(1963)
《須磨寺参詣曼荼羅》 須磨寺蔵 桃山時代、16世紀末
画像はないのですが・・
太陽と月が同居していて中央で桜を愛でているのは光源氏。
太宰府に左遷された菅原道真、須磨に流された在原行平と松風・村雨の姉妹や平敦盛の首塚と、時代がごちゃまぜになっているけど、須磨にいわれのある場面が描かれているのが印象的でした
《伊能小図 北海道》伊能忠敬 文政4年(1821)頃
学校で習った伊能忠敬の測量地図ですね
はじめて明らかになった北海道の全容です。
《四都図・世界図》江戸時代、17世紀初期
左からリスボン、セビリア、ローマ、コンスタンティノープルの四都市と馬に乗る王侯たちを描いた四都図。
航海・交流を示す世界図。
島国日本と世界の大きさの違いを実感したでしょうね~
《ヒポクラテス像》 酒井抱一 文化7年(1810)賛
西洋医学の祖である古代ギリシャの医学者・ヒポクラテスを描いています。
酒井抱一の洋風作品は珍しい~
派手さはないものの、須磨寺、妙法寺、太山寺など神戸の寺院のお宝が展示されていて、こういう機会はあまりないのでじっくり見入ってしまいました
西求女塚古墳から出土された青銅(古墳時代3世紀)などもありましたよ
神戸のお宝を通して、時代のつながり、作品とのつながりを見つめることができる素晴らしい展覧会でした
~つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITYMUSEUM~
会期:2020年12月5日~2021年1月24日
会場:神戸市立博物館