瀬戸内海に浮かぶアートな島『犬島』へ行ってきました
犬島へは岡山・宝伝港から船で渡ります
宝伝港までは、JR岡山駅(期間限定臨時バス)、またはJR西大寺駅から両備バスに乗車。
西宝伝で下車し、右に向かってすぐの宝伝港(朝日漁港)から犬島港まで10分(300円)。
西宝伝で下車し、右に向かってすぐの宝伝港(朝日漁港)から犬島港まで10分(300円)。
犬島は1時間もあれば歩いて1周できる小さな島。
よって、島内の移動手段は徒歩のみとなります。
犬島での見所は、島のシンボルとなっている銅精錬所(1909年(明治42年)から1919年(大正8年)まで銅を精錬)の遺溝と犬島の集落の中に展開する家プロジェクト。
朽ち果てたレンガ積みの煙突がそびえる光景を一度この目で見たいと訪れました

犬島港に到着すると、正面に黒い建物のビジターセンターがあります。
精錬所へは、ここで入館料1000円を支払い、浜辺を歩きながら入口へ向かいます。
のんびりと散策が似合う島です
精錬所へは、ここで入館料1000円を支払い、浜辺を歩きながら入口へ向かいます。
のんびりと散策が似合う島です

1909年に建設された犬島製錬所は、煙害対策や原料輸送の利便性から、瀬戸内海の島々に建設されたものの、銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終えたそう。
そして、ベネッセコーポレーションの現会長が直島福武美術館財団を設立し、精錬所付近を使った恒久的なアートワークの設置を柳幸典氏と共に計画。
精錬所の遺構を保存・再生した美術館として、2008年「犬島アートプロジェクト“精錬所”」が開館しました。
2007年経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」にも認定されています。
そして、ベネッセコーポレーションの現会長が直島福武美術館財団を設立し、精錬所付近を使った恒久的なアートワークの設置を柳幸典氏と共に計画。
精錬所の遺構を保存・再生した美術館として、2008年「犬島アートプロジェクト“精錬所”」が開館しました。
2007年経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」にも認定されています。
入口は、15分おきに開門されます。
注意事項などの説明の後、スタッフが解説付で内部を案内してくれます。
注意事項などの説明の後、スタッフが解説付で内部を案内してくれます。
まず、自然エネルギーを利用した内部空間について。
夏は煙突から熱い空気を吸い出し、地中のトンネルを通って冷えた空気で冷やし、冬はガラス張りの部屋で暖めた空気を循環させているとのこと。
夏は煙突から熱い空気を吸い出し、地中のトンネルを通って冷えた空気で冷やし、冬はガラス張りの部屋で暖めた空気を循環させているとのこと。
廃墟になった施設が、環境に負荷を与えないエネルギーを導入して再生されているのは素晴らしいですね

内部は、鏡を設置した廊下は反射の角度を計算して作られたアートや日本の近代化に警鐘をならした小説家・三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品が展示されていて、一見の価値ありです

家プロジェクトは、アートディレクター・長谷川祐子、建築家・妹島和世が島の風景を変容・活性化させる3つのギャラリーと「中の谷東屋」を展開し、アーティスト・柳幸典の作品とともに公開しています。
日常の中にふと現れるアートな空間。
不思議と島の集落に溶け込んでいます
のんびりと散策しながらアートを満喫できるオススメの島。
この他にも、直島、豊島(てしま)などアートプロジェクトを実施している島々を巡ってみたいです
この他にも、直島、豊島(てしま)などアートプロジェクトを実施している島々を巡ってみたいです
