博物館に忍び込んだ悪ガキ兄弟。

海賊フランシス・ドレイクの子孫で、施設育ち。

兄のサムは逃げ延び弟のネイトはつかまった。

そして今。

弟はニューヨークでバーテンダーをしていた。

とんだ蘊蓄野郎である。

 

そこに、古物商を名乗るビクターが仕事をもちかけてくる。

オークションに出る十字架を奪い、マゼランが隠した財宝のありかを探そうというのだ。

しかし、かつてマゼランに出資したモンカーダ家もまたその十字架を狙っていた。

マゼランは、フィリピンで奪った大量の財宝を、バルセロナに隠させていたのだ。

その情報を二本の十字架に隠した。

ビクターは、財宝のありかを示すもう一つの十字架を持つ女、クロエと引き合わせる。

 

色んなカクテルが出てくるのは楽しいです。

アメリカーノ、シャーリーテンプル、マティーニ、コモンウェルス、ピニャ・コラーダ、セックス・オン・ザ・ビーチ。

しかし、本筋が泥棒の話なので、あまり面白くありません。

ひょいひょい教会の地下に入ったり、バーへの敬意が感じられなかったり。

そして、よく四百年もあの場所にあったなあ、と。

 

話としては見ていて苦痛になるほどつまらなかったです。

アクションシーンは頑張ってるのだけどね。

空中でのこのシーンは圧巻。

 

で、最後30分くらいは面白くなります。

空飛ぶ船はよかったです。

ただ……

予告編で全てのいいシーンを明かしていて、驚きがなかったのはなんだかなあ。

 

一時の娯楽にはいいんじゃないでしょうか。

 

ちなみに、困り顔のネコチャン。

クレジットにはMr.ウィスカーズとありました。