第一話のエピローグが結構長くて複雑で面白いです。
ネタバレが嫌いな方は読まない方がいいかな。
「B小町」というアイドルグループの一人、アイ(高橋李依)は、天性のアイドルだった。
入院患者のサリナの影響でアイにはまった雨宮医師。
サリナは亡くなる。
そんな医師のもとにアイが診察してもらいに来る。
妊娠二十週くらい。
16歳で施設育ちのアイは、家族に憧れていて子供を産みたがった。
自信家可愛い!
「アイドルは偶像だよ。嘘という魔法で輝く生き物。嘘はとびっきりの愛なんだよ」とアイ。
母親としての幸せとアイドルとしての幸せがほしいと言う。
アイドルの休業中に秘密裏に出産する予定。
アイは双子を身ごもっていた。
しかし、出産予定日に医師はアイのストーカーに殺されてしまう。
そして、医師はアクアとして転生。
双子の妹のルビー。こちらもアイのファンの転生。
推しアイドルの子として生れた二人だったが……
前世の記憶が全然衰えないのね。
表向きはアイドル事務所の社長夫婦の子として扱われる双子。
「押さない駆けないしゃべらない」!
ライブ会場でオタゲーを始めてしまうシーンは有名ですね。
ドラマの撮影現場では人気の双子。
アイも、ドラマの仕事はうまくこなす。
アクアは早熟ベイビーとして監督にスカウトされ、アイとともにホラーに出演することに。
有馬かなという天才子役がいたり。
「あなたコネの子でしょ」
「わかってる。相手はガキだ。殺しはしない」と双子。
アクア、かなをへこませる。
「他の役者やスタッフに嫌がられたら仕事なんてすぐになくなる」と監督。
子供相手に、えらく難しい話をするのね。
アイの仕事は順調で、もうすぐ二十歳。
双子も幼稚園児に。
「園児が京極夏彦のサイコロ本を読んでいる!」
幸せな日々が続いたが……
医師を殺したストーカーが再び現れ、アイは殺される。
ストーカーは自殺。
アクアは、ストーカーに情報を漏らした犯人への復讐を誓う。
そして、双子は中学生になっていた。
いやー、これは凄い作品です。
内容が濃いですよ。
アイドルや芸能界の裏話も出てきます。
主題歌の、YOASOBIの「アイドル」も名曲です。
キャストはこんな感じ。
これは超々々おすすめの予感がします。
名言
・いやでちゅね、日本の男は母親を幻想視しすぎて
・この業界では笑顔の裏に嘘と打算が隠されている
・量産型アイドル
・ころぶのをこわがったら、もっところぶものなんだよ
・処女受胎に決まってるでしょ
・人を愛した記憶も愛された記憶もないんだ
・むしろ客はきれいな嘘を求めている。嘘をつけるのも才能だ