フランス映画です。
彫刻をする男。
テレビでは地球の風景を流している。
世間では、ティコ・ムーンが新しい本を出して話題になっていた。
ティコ・ムーンは、大統領の臓器提供者で、病院から逃亡して手配されていた。
フランスらしいその国は、今や国連と民主主義国家の敵とされ、大統領のマクビー一族は頬に青いアザを持っていた。
彫刻家は身分証も記憶もなく、謎の支援者からもらったチケットでホテルに泊まったりしている。
そこに、暗殺者の赤毛の女が現れる。
とっても変な話です。
マクビー一族の若者と寝て、殺されかけて逆に殺したり。
題からして月の話か人工衛星か宇宙船かという感じです。
赤毛女は、たまに黒髪になったり。シャワー室で働く娼婦のレナ。
この卵立てはいいなあ。
ホテルの屋上から見えるパリの風景。
彫刻家が最初に通されたのは、外交官クラス向けの屋上の掘っ立て小屋(笑)
いい景色はここからしか見られません。
観光客用の部屋に移されます。
まるでトイレのようなワンルーム部屋。
しかも上ががら空きなのはいやですね。
ホテルの受付の向かいにある日本料理の立ち食い屋。
おいおい。
旧ヨーロッパから濃縮ウランをもらう大統領。
そんな箱で大丈夫か!?
彫刻家は個室から浴室に移されたり。
かつらを取ったレナは美人。
彫刻家は47時間後に出発する宇宙船のチケットをもらう。
しかし、彫刻家は政府によって連れ去られ、レナは別の暗殺者とともに大統領府に乗り込む。
……とまあ、そんな感じの話です。
あまりよくわからないストーリー展開なので、頭がボーッとして追い切れてないです。
卵を浮かしていたのは、超能力じゃなかったんだ……
あまり面白くないのでおすすめはしません。
ていうか、予告編でネタバレするのやめろよな!
「このホコリだらけの世界は何なんだろう」って興味で引っ張る系の話なのに。
そして……
『ブレードランナー』は1982年制作、本作品は1997年フランスで公開。
そりゃ、リドリー・スコットはエンキ・ビラルのマンガに影響は受けたかもしれないけど、この煽り文句はないよなあ。
おすすめはしません。
一度見たらおしまい。