ネバダ州の探鉱会社のワショー社を父から受け継いだケニーは、七年後、つぶれかけていた。
恋人のケイの家でやっかいになるケニーは、インドネシアの巨大金鉱の夢を見る。
そして、インドネシアの昔の友人、マイクの元に行く。
マイクはかつて、「環太平洋火山帯理論」で脚光を浴びたが、学者たちはデタラメだと言い、探鉱者かは仲間はずれにされていた。
ケニーはなんとか出資金をかき集め、マイクが目をつけたインドネシアの奥地へと向かう。
そこは五千年前から首かり族だったダヤック族が河で金をとっている場所だった。
その上流で探鉱の許可をもらい、試掘を繰り返す。
しかし金は出ず、労働者は去る。
村人と交渉したマイクは、浄水器を与えれば労働に戻るとの約束を得る。
ケニーはマラリアにかかり、マイクになけなしの全財産をあずける。
マイクは簡易浄水器をたくさん買ってきて各家に取り付けて回る。
山師の大変な苦労を描いた映画です。
このあと、金の粒が出てワショー社は息を吹き返し、快進撃をつづけ、ニューヨーク証券取引所に上場までします。
しかし……
インドネシア、こわいですね。
ライバル会社がスハルト大統領の力を借りて探鉱許可を取り消したりと、むちゃくちゃをします。
それに対して、ケニーとマイクも立ち上がります。
このあたりがすごく面白いです。
このシーンは笑いました。
そして、とんでもないどんでん返しが……
オチは大笑いでした。
これはおすすめです。
名言
・コロンブスはスペイン女王に援助を頼んだとき、新大陸の人々の改宗を約束していた。彼は"神"という言葉を26回使っている。だが"金"という言葉はなんと、114回も使っている
・酒と札束まみれの生活なんて我慢できない(現場が好きなのね)