怪しげなカルト教団の教祖の息子、卜部ユキトは、無茶な荒行で命を失う。

その時、教団の神ミタマサマに「神も宗教もない世界」に生れ変りたいと願う。

意識が戻ると、食堂の娘アルラル(花澤香菜)に助けられ、「ケガが治るまでせいいっぱいご奉仕します」と言われる。

アルラルは禁書を読んでエロいことに興味津々。

体がなおって農作業に加わるユキトだが、余ったブドウを酒にすることを教えて、アルラルの姉のシルリル(上坂すみれ)の居酒屋で人気の飲み物に。

害獣対策も行う。

 

「ユキトさんさえよければずっとこの村に……」とアルラル。

 

そこは魔法も神も宗教もない世界。

皇都で皇帝が全てを支配し、教えてくれる。

国には「修正制度」という命を絶つ制度があり、その村は修正制度をこばむ異端の村「カクリ」だった。

 

修正命令でシルリルが対象になり、アルラルとユキトも処分されることに。

ユキトは神に祈り、ミタマサマ(鬼頭明里)が呼び出されて騎士たちを殲滅する。

「ボクはミタマ。きみの神様だ」

 

……アルラルさん、幼女に嫉妬!?

 

ミタマサマは、この世界では信者がなくザコ神。

お調子者のロイが最初の信者に。

「バカさかげんが可愛い」と。

 

ミタマサマは、ユキトの指示で薬を与えたり奇跡を起こしてしだいに信者を増やしていく。

何せこの世界では唯一の神。

 

殺した兵士も復活させ、皇都の騎士ベルトランは女体化(富田美憂)。配下に加える。

 

オープニングにいつも出てくる「かけまくもかしこきミタマのオオミカミ……無上神道霊宝加持」。

「無上神道霊宝加持」は稲荷五社大神祓の末尾と同じです。

ググってみると、色んな祝詞でも使われるみたいですね。

 

ていうか、各話のサブタイトルだったとは!

毎回少しずつ違っていたのですね。ただの早口言葉チャレンジかと思ってました。

 
原作者はかなりの宗教知識があるようです。
祝詞も、きちんと読めます。
 
 
これは楽しい作品になりそうです。
 

 

追記。

人口調節のために「アビス」送り、って『プランダラ』に設定が似すぎているような……

そこだけ懸念。