麻痺改善とコミュニケーション能力 | kondoukomatum165のブログ

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両足で歩くことが出来るようになる為の療法士の技術力とは何か。両手を使うことが出来る様になる為の療法士の技術力とは何か。

 

私の体験では、両足で歩くリハビリや、麻痺手を動かすリハビリで特別な技術を感じたことは無い。例えば川平教授の促通法は一種の技術だと思うが、私は受けていない。CI療法そのものは特別な技術力だとは思わない、ただ麻痺側上肢のみを動かすだけだからである。川平法はテクニックを学ばないと施術出来ないので、技術力が必要かも知れない

 

私が受けた理学療法と作業療法は、簡単に言えば両足で歩かせることと、麻痺手を訓練させることであり、療法士の技術力とは関係が無いように感じた。もちろん専門知識が不要だと言うのではない。専門知識を学び国家試験を通過した専門家であるから。

 

私は、理学療法では全ての療法士が、患者に両足で歩くリハビリをさせると思う。特別な場合もあるというのであれば論点が違う。

 

作業療法ではどうか。麻痺手にアプローチする場合と片手動作を練習させる場合がある。これは療法士の技術力の問題かどうか私には判断できない。しかし片手動作の練習のみで麻痺手のアプローチが無ければ麻痺手は動くようにならない。理学療法で、両足で歩くリハビリをさせないのと同じだと思う。

 

担当療法士と患者とのコミュニケーションが上手く行けば、患者に麻痺手を諦めさせるようなことは起きないと思う。

 

コミュニケーションとは、『複数の人間や動物などが、感情・意思・情報などを、受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと』です。

 

療法士は、麻痺を改善・回復させる技術を身につけることは当然であるが、医療技術に勝るとも劣らないのが、優れたコミュニケーション能力だと思う。患者側も家族を含めてコミュニケーション能力の高い方が、患者の麻痺改善・回復も可能性が高い筈である。リハビリの世界でも意思疎通は重要なポイントである。

 

新人療法士の技術力や資質に問題があると言われる。このことは、対人援助職である医師・看護師・教師・介護士などにも通じる。

 

民間企業では多大は時間と費用を掛けて新人教育している。私が入院したリハビリ病棟にも研修生がいて先輩の指導を受けていた。新人は現場の研修・実習で何を学ぶのだろうか。