私は「障害受容の5段階説」は理解できないし、誰が作り出したのか不明です。要するに根拠のない説だと考えている。
つまりエリザベス・キューブラー・ロスが唱えた『死の受容のプロセス5段階』説を塗り替えて、『障害受容の5段階』として日本で広めた人がいる。広めてどうしようと考えたのでしょうか。
事故などで障害を持った人には通用するかもしれないが、脳卒中による運動機能麻痺は障害が分かった時に受け入れてその障害を改善しようと努力することが必要です。
運動機能の麻痺は一刻も早くリハビリする必要がある。患者も出来るだけ早期に現状を脱して元の戻ることを望んでいる。
だからこの時を逃さずにリハビリさせる必要があるのです。理学療法士は超早期に両足で歩くリハビリを始めます。同じように作業療法士も両手を使うリハビリを始めるべきなのです。
両手を使うリハビリは病室で自主訓練が可能です。
先ずは丸めたタオルを麻痺手に握らせる訓練。次に丸めたタオルを両手で絞る訓練。
特に作業療法は日常生活の細かい動作のためにあるのですから超早期から必要だと考えています。
ご意見があれば伺いたいと思います。