心理学には『学習性無力感』という言葉がある | kondoukomatum165のブログ

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意味は、「人は学習して無気力になることがある」ということ。私たちに当てはめると、学習性無力感とは、脳卒中による半身不随などのように、自分の努力によってはどうしようもないと思うような出来事を経験したが故に、自分の未来は自分で切り開くことはできない、という教訓のようなものを『学習』してしまい、「やる気」を失って情緒的にも混乱してしまう。というものです。

 

こうなると、自分の今の状況を変えようと努力することはなくなってしまいます。リハビリ医療関係者は、患者が「学習性無力感」に陥らないように、陥った患者は脱出出来るように努力すべきです。そのためには『効力期待』を持たせることや、上手く褒めて「やる気」出させることです。リハビリテーションとは心療(心理療法)をも含む医療であると考えている。

 

そもそも、「やる気」とはどこから生まれるものなのでしょうか。カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラは、自己効力感(self-efficacy)というものを提唱しました。自己効力感とは、「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」です。

 

分かりやすくいえば、「自分はちゃんとやれる、やれている」感じのことです。自己効力感は、次の2つの「期待」に区別することができます。

・結果期待……「こうすればこうなる」という、知識としての期待

・効力期待……「こうなるために必要な行動を自分はどの程度うまく実行できるか」という期待

 

「やろう」とする努力や結果に影響するのは、『効力期待』だといわれています。「上手く出来そうにない」と思えばやる気は出ないし、「少し難しそうだけれど、何とかなりそうだ」と思えば「やる気」が出て、行動に移すことができるのです。