最速!セッティング理論! | 近藤カスタムの気まぐれフルカウンター日記

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WRAP-UP NEXT FRーD 開発ドライバーの近藤カスタムです。

新製品やFRーDの開発秘話を徐々に漏洩させる非公式ブログです。


ごくまれに余計な事も書いてありますが大目に見て下さい(^o^)



夜露死苦♡


先日のshiftでコースレコードを叩き出したTRAVISのセッティングについて紹介していきます。

まず一番気になった『蹴らない』というイロハメンバーの感想を元にリヤ廻りから手をつけました。
イロハスタイルではデフもソリッドもアリだと言います。
それぞれ一長一短ですが、研風呂さんのインプレでは『shiftでは、ソリッドか固めのデフが良い』と、仰っていたのでデフを締め込みゴリゴリまでいきませんがモーターが回りそうな位の固さにしました。

2日の凡天ミーティングで荷重教祖のUME3が、セッティングの方向は、
『ロール剛性を高めて重心を上げる。バネは潰して使う』と教えてくれました。
そんなに揺れて欲しいわけではありませんが、かしがり荷重教のクルマはみんなストレートだけやたら速い!
そこは見習いたいので、リヤボディーマウントのオモリを10㌘づつ追加!
バネはVX11.25巻きを潰して使用。
リヤの沈み込みがなかったので、試しにリヤダンパーのみオイルを抜いてみました。
バネも柔らかくポヨンポヨンですが、発信の時に、ちゃんとリヤが沈むようになったので満足。
shiftはギャップが無いのでオイルが無くてもゼブラに乗らなければ、気付きません。

リヤアッパーアームのハブ側に4ミリ入っていたスペーサーを0.5ミリに、キャンバー変化量を減らします。ロワーとほぼ平行です。

ここまででもかなり蹴り感が出てきましたが、やはりリヤが重くなった分深い角度のコントロールが難しくなりました。

そこでアッカーマンを微調整、外切れのバンプステアを減らすタイロッドの高さでしたが、内切れで水平になるようにタイロッドの高さを調整。
1.5ミリから3ミリに変更。


やはり奥の曲がりが弱くなったので、タイロッドを0.10ミリづつ伸ばしました。
置いてほぼパラレル。

これでかなり蹴り感とコーナーリングのバランスがとれてきました。

そうなるとスピードが出るので減速感が気になりました。ニュートラルブレーキとかいじりたくなりますが、ネストの10番が絶好調なのであまり弄りたくありません。むしろこのプログラムはカスタムプログラムです。
はちようさん、真似してもいいですよ(^^)


あと1コーナーのパーシャルがシビアだったのでギヤ比を17/92で12.7に変更しました。

これが大正解!コーナー進入から脱出まで念じるだけでクルマが走るようになりました。

そんなこんなで27"67が出たわけですが、今回は新規のパーツを装着したわけでも斬新なチューニングをしたわけでもなく、よくエキスパートドライバーの言う『バランスが大事』の再確認を行っただけです。

これ以上リヤかフロントが強くなっても弱くなっても今のタイムは出ないと思います。

調整次第で一秒も速くなっていたと言う事は、調整不足で今まで高価なパーツを持ち腐れていた事になります(。>д<)

今回セッティングをまとめるとこんな感じですが、ここにたどり着くまでにダンパー位置を何度も変更してきました。
その時に三段階に高さ変更出来るダンパーステーが大活躍しました。


ジャイロのゲインは全開でサーボホーンの長さで調整しています。


このように、WRAP-UP製品はやたら穴が多かったり調整幅が細か過ぎて難しい時がありますが、そんな時は、まず自分がどうしたいのかハッキリ定め、理想の動きをしている人に聞いてみるのが一番の近道です。

上から目線の後は良い事ありますよ(^^)