食中毒と聞くと、今年の夏に猛威を奮ったO157による
食中毒が記憶に新しいところです。
老若男女を問わず何人もの方が命を落とされ、
その恐ろしさを改めて認識させられました。
食中毒は “夏のモノ” というイメージをお持ちの方も
いらっしゃいますが。
冬期も夏期と同様に注意が必要です。とくに小さなお子さんや
高齢の方など比較的体力の弱い方は要注意です。
夏期に多発するのは「細菌性食中毒」ですが、
冬期に多く発生するものは「ウイルス性食中毒」で、
代表的なものがノロウイルスです。
1年を通して、食中毒にかかる患者さんが最も多いのが
このノロウイルスによるものです。
ノロウイルスによる食中毒はウイルス感染なので、
ヒトからヒトへと感染するという特徴があります。
日常生活で気をつけるポイント
●手洗い
石けんを使いていねいに手を洗いましょう。
●魚介類はしっかり加熱
中までしっかり火を通しましょう。
雑菌の棲み家になり易いまな板やふきんなどは、
容量用法を守って家庭用塩素系漂白剤で消毒しましょう。
●体調の管理
適度な運動を心がけ、十分な栄養と睡眠をとりましょう。
そして体調不良を感じたら、早めに医師の診察を受けましょう。