ここ数日で急に気温が下がり、空気が乾燥したせいで
クリニックにも風邪の症状を訴える患者さんが増えてきました。
この時期は、通常の風邪のほかにインフルエンザも流行り出します。
風邪の場合は進行もゆるやかで、比較的軽度の症状で済む場合が多いようです。
その一方でインフルエンザは、突然38度以上の高熱が出て、
極度の倦怠感や食欲不振といった全身症状が
強くあらわれ、重症化するリスクが高いのが特徴です。
インフルエンザ対策には、“こまめに手洗いをする”
“マスクを着用する” “症状の出ている人に近づかない”
といった風邪と同じ対策に加えて“湿度管理”も大切になります。
加湿器を使い50%を目安にお部屋の湿度を保ちましょう。
ワクチンの接種も有効です。
インフルエンザは例年12~3月頃に流行しています。
ワクチンの効果が現れるまでに約2週間かかるので、
12月中旬までに接種を終えることが望ましい
とされています。接種には、発病の可能性を低減させる効果と、
罹患してしまった時の重症化防止に有効です。
※ワクチン接種を希望の方は、在庫がない場合もありますので