今日は、以前紹介した
「コロンブス」に並ぶ、
僕の考えた講演の
鉄板ネタを紹介したいと
思います。

うさぎと亀の話、
誰もが知っている物語です。

うさぎと亀が競争しました。
講演中
「どちらが勝ちましたか?」と、
突然 前席の方に振ると
3人に1人は「うさぎ!」
答えてしまいます。(笑)

書くまでもありませんが、
ある日、
うさぎと亀が競争し、
あまりのリードに油断した
うさぎが途中で居眠り
してしまい、
亀がコツコツ頑張ったことで、
うさぎに勝つというお話です。

読み聞かせる子供達に
「コツコツ頑張る
ことが大事!」
といった
メッセージが
こめられています。

僕はこのお話の続編、
2話と3話を考えました。
では、物語に入りますね。

レースの翌日、
動物新聞の一面に
この事が大きく載りました。
見出しは
「亀がうさぎに勝った!」
勝利した亀が笑顔の
ピース姿で、
デカデカと
掲載されていました。
その後ろの方には、
うさぎが小さくしょぼんと
写っています。

これを見たうさぎの
気持ちになってみましょう。
僕ならこう思います。
「人が寝てる間に、
 コソコソ行きやがって…
俺のほうが速いに
決まってるだろ!(怒)」

たまらず、
うさぎは亀に電話をして、
こう言いました。
「もう一度勝負してくれ!」

亀はその申し入れを
快く受けました。
レースは早速開催されます。

結果は言うまでも
ありません。
うさぎはスタートから
全力疾走で
断トツの差をつけての圧勝。

翌日の動物新聞の一面は、
「やっぱりうさぎが速かった!」
今度はうさぎがピース!
その横で亀が
小さく写っていました。

でも、
それを見たうさぎは
びっくりします。
なんと、
写真に写った亀が、
前よりもっと笑顔で
ピーーース!を
していたのです。

その姿を目にしたうさぎは、
また腹が立ちます。
「お、お前、
負けとるやないか!
なんだ、その満面の笑顔は?
 はは~ん、これで1対1って
ことなんだな!」
と。

うさぎは亀に電話をして
こう言いました。
「もう一回勝負して、
こんどこそ決着をつけよう!」


亀はこう言いました。
「わかりました。
もう一度やりましょう。
でも条件があります。
今度のコースは僕に
選ばせて下さい。」


3度目のレース。
亀が選んだのは、
陸と海の兼用コースでした。

一幕目に戻ります。

最初のレース。
亀はコツコツ頑張った。
だから勝てた。

いや、違う。
うさぎが寝たからです。

うさぎが寝ていなかったら、
コツコツ頑張っても
勝てなかった。
亀は、運が良かったのです。

しかし、この運は
何もしていないところに
勝手には来ません。
負けるとわかっていても、
コツコツやれば
キセキがおこるかもしれない。

そう、
【コツコツと
自ら掴みにいくのが運】

なのです。

では何故、
2度目のレースのとき、
負けた亀が最初の買った
レースより嬉しそう
だったのか?

それは、
自らのコースレコードを
ぬりかえる事が
できたからでした。

亀はもっと自分は
速く走れると思っていて、
もう一度走りたかっただけ。
そして見事
自分に勝ったのだから
本当に嬉しかったのです。

【真のライバルは、
永遠に自分】

であります。

僕たちもそうでは
ありませんか?
自分には
できないかもしれないと
思っていたことが
できるようになった時、
嬉しいですよね。

陸と海の兼用コースの
3回目のレースで
うさぎは気付きます。
誰にでも
得意不得意があるのだと。

そして、
陸ではうさぎが亀を背負い、
海では亀が甲羅に
うさぎを乗せて
一緒にゴールをしました。

どちらかが相手に
頼るのではなく、
どちらも力を合わせて
頑張った。

これは会社に
置き換えられます。

社員Aが
「これは僕に任せて!」
社員Bが
「ならば私はこっちをやる!」

会社は100人いたならば、
どんなに50人が頑張っても、
残りの50人が
頑張らなければ倒産します。
一人一人に意味があります。
各々が自分の役割を
果たすからこそ、
会社が繁栄していくのです。

絵と同じです。
赤があって、
青があって、
緑があってこそ、
素晴らしいタブロー
(絵画の完成作品)が
描けます。

皆さん、
大切な仲間達と、
大いなる夢を
描いていきましょう。

ーーーーーーーーーー

電子雑誌 政経電論
 http://seikeidenron.jp/
のメールマガジンにて、
こうして週(水)に
一度のペースで、
僕もエッセイを
書いています。

メルマガ
無料会員登録はこちら。
http://seikeidenron.jp/mailmagazine