日本人は日本のことを知らない珍しい国民である | 近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

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「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

 

 

 

日本人は日本のことを知らない。

最近、こういうフレーズをよく耳にするようになった。というより私が以前より気になってきたと言ったほうが正確かもしれない。

 

一昔前から、欧米などへの海外留学経験者の話として、話題に上るネタだった。世界から留学生が集まると、自然と自国のことを話する機会が多くなる。だが日本人はそれは不得手だ。残念ながら日本のことを知らないからだ。

 

私は留学経験はないが、海外経験はそれなりにある。そういう状況を想像してみると、確かに本人にとっても日本にとっても良くないと思う。肩身の狭い恥ずかしい思いになりそうだし、折角のグローバルな人のつながり構築の機会がもったいない。そもそも日本のことを世界に伝える絶好のチャンスを逃していると思う。

 

特に新興国で活動している私は、由々しきことであると捉えている。

ますます日本をPRできるチャンスだけは拡大している。もったいない。


そういう私も、日本人のことをよく知っているとは言い難い。

もちろん通訳付きであれば、外国人に日本や日本人の良さ、歴史などはある程度語ることはできる。しかし日本の心や文化、宗教的な事、神社仏閣の事、祭りの起源など。余りにも日本を知らない自分を再認識している今日この頃である。

 

一方で、新興国の人達は日本のことをよく知っているし日本を信頼している。信用してくれているという言い方もあるだろう。

彼らにとって日本はあこがれの国である。経済的な面でも生活水準と言う意味でも、追いつくべき目標になっていることもヒシヒシと感じる。


新興国の人達だけとは限らいないが、総じて日本に来た外国人の人達が持つ印象は、美しくて、便利である、親切である・・このあたりが上位に来る。

これはこれで嬉しい話だが、一方で様々な社会問題があったり、ストレスに苛まれている国民であることなど、本当の日本を知ってもらう必要もあると強く思っている。

 

また新興国の発展には、日本の高度経済成長期の負の部分が反面教師として欠かせないと思っている。これも日本の本当の姿であり、こういうところも知らない日本人が増えている。

様々な面で、今の日本人は、“今”と“都合の良い昔のこと”だけしか知らない。だから外国人に本当の日本を伝えることが出来ないと思う。

 

今、私の人生の師でもあり、これから習う予定の書道と合気道の先生でもある方がいる。

山梨学院大学のリード教授だ。

自称、ルネッサンスサムライ。

日本をこよなく愛して、日本語はバリバリ堪能で、ジョークも抜群で、英語もちろん上手な米国人である。(笑)

 

先日、日本のことについて語るワーケーショントークに登場いただいた。

 


 

リードさんが日本通ぶりをいかんなく発揮され、おかげさまでトークタイムは想像以上に盛り上がった。リードさんの口癖でもあるが、締めの言葉として頂いたメッセージが改めて脳裏に刻まれた。

“日本人は日本の事をもっと学んで、英語で外国の人に伝えるべきです”

 

私も今回こそ、本気で英語をマスターしようと決意した次第である。

 

 

今日の本題は、“日本のことを知る”についてだが、私より年上の人は、英語は時代背景で苦手な人が多いが、総じて日本を語ることが出来る。しかも年を重ねると、日本のことに更に関心が強くなるのか、どんどん日本の事に詳しくなる。最近私の周りでは、縄文自体や古神道の話も増えてきた。


私は個人的にはもともと江戸時代に興味はあったが、最近では周囲に影響、感化され私も日本の全部に益々関心が高まってきた。


先日もブログでも書いたが、近々に日本のことを徹底的に学べる場所を開設しようと思っている。

そして、リードさんが日本人対して熱きエールを送っていただいているように、若者たちが英語で日本を世界に伝える場所も開設する。


また、これからは子供たちにも、単なる日本語の年号の暗記ではなく、日本のことを学ぶ機会も提供しようと思う。

小学校からの英語学習が始まったが、それ以上に日本のことを学習するほうが、将来、グローバルな適応に近づくのは疑う余地のないことだと思う。

以上