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「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

 

 

社長が一番するスポーツは何か分かりますか?

何年か前に、日経新聞にこんなアンケートが乗っていた。

断トツでゴルフ、次がランニングだったような気がする。


私は、このネタでゴルフ好きの日本人経営者の特徴を伝えるために、ベトナム人に何回か講演したこともある。

 

実際、経営者とスポーツは結構深い関係にある。

少し古いが、2016年の東京商工リサーチのアンケートで、社長の趣味は?という調査がある。一番は皆さんの想像通りやはり、ゴルフ。3番目にスポーツがある。

多分、ゴルフとスポーツを分けるのは、ゴルフというスポーツとその他のスポーツという意味だと思う。

ちなみに、読書は2位だ。

 

実際に私の身近で考えても、ゴルフする人が一番多い。

かくいう私も、40代にゴルフには結構はまった方だ。今は、足のけがや何やらで、1年近くゴルフはお休み状態である。

ゴルフは色々な目的がある。と言っても、ゴルフをしない人にはあまり理解されない。単なる遊びでしょ。と思われている(笑)。

経営者にとってゴルフは決して単なる遊びではないのだが、奥が深いので今日はこの件にはこれ以上触れないでおく。

 




ところで、ゴルフを運動という人はあまりいない。たいていがスポーツと思ってやっている。

スポーツと運動の違いをネットで調べてみた。

だいたいの感覚はあっていた。

ただ、日常会話で使う時は、厳密に使い分けている人はあまりいない。

 

例えば、近藤さん何かスポーツしている?

初対面の人に聞かれたら、

ゴルフと水泳ですね今は。学生時代はスキーにテニス、それと社会人では野球です。本当はトライアスロンしたいんですけどね。

こんな感じでお話しすることが多い。



それだけ、経営者はスポーツの話が話題に上ることが多い。とはいえ、ほとんどがゴルフの話だったりする。

では改めてネットによると、運動は健康や趣味、競技のために体を動かすこと。これは分かりやすい。スポーツは一定のルールに従って、人と競う運動となる。

こう書くと、大抵の人が違いは分かる。

しかし、厳密に使い分けて会話しているわけではない。

 

私の場合、運動と言えば、毎朝のストレッチや筋トレ。それとウォーキングだ。水泳は結構な趣味ともいえるが、20年以上していて、競技をしているわけではない。ただ、へ理屈を言うと競技しないゴルフというものはドライビングレンジで行う練習などを除くと存在しないので、単に運動のためにゴルフを始めても、結果的にゴルフの本番をすることはルールに従って競技することになるからスポーツしているとなる。


しかし、もしかしたら、運動の目的ためにゴルフをしている人(意外と多い)は、きっとゴルフは運動でしていると話題にしているかもしれない。

こんなことを言い出すときりがないので、私は、目的は問わず全般的にスポーツとして話を進める。

 

ここ数年、私が水泳していることが徐々にオープンになってきた。と言うよりも自分が人に話すようになった。隠していたわけではないが、ほとんど話する必要もなかった。今の歳になって、水泳と言っても海水浴に行くわけではないので、海外だとホテルが多いが、日本では、ほとんどが、スポーツジムでの水泳である。


 





実は、水泳はなぜ始めたか?聞かれることはほとんどないので、勝手に書いておく。

始めようと思ったのは、社長業を始めた30代前半。実際に部下とスポーツジムに数回行った。一人で行くのが何となく嫌だったように思う、創業間がないこともあり、毎日がジェットコースターのような感じの中で、定期的な水泳は続かなかった。単なる三日坊主でもあるが。

この時は私はゴルフをしなかったので、健康を害していたわけでもないが、目的は社長たるもの健康のために何かをやっていなければ・・こんな感じだ。


一回とん挫したものの、本格的に始めたのは、36歳の時。上海出張のちょっとしたことで体調を崩した。まだまだ、体力に自信はあったが、それでも40歳を意識し始めると、今何かしておかなければ、あとあとに響くと思った。主治医のアドバイスもあり、一念発起。改めてスポーツジムに入会した。人に教わるのが嫌いなので、独学で始めた。長年のブランクがたたって25mすら泳げなくなっていた。


その時に見つけたのが、今となってはうる覚えだが、“クロールを連続で400m泳げるようになる本”。

最初は疑心暗鬼だったが、数回本の通り実践すると本当に泳げるようになった。今でもこういう本を世に出したいと思っているぐらい素晴らしい本だった。以来、20年間泳ぎ続けている。

健康にも良いが泳いでいると、ハイ状態になりストレス発散にも良い。


マスターズという大会があり、何度かトライしようかと思ったが、結局一人でひたすら泳ぎ続けて今日にいたる。50歳手前ぐらいでトライアスロンにもチャレンジしたくなった時期もあったが、流石に遅すぎると思ってやっていない。40歳ぐらいだったらチャレンジしていたかもしれない。

 

ゴルフの話題は経営者同士ではダントツで上位だが、水泳の話をすることはめったにない。

たまに、トライアスロンをしているようなつわものがいたりするが、それ以外よく考えてみたら、水泳をする人はほとんどいない。それか、話をしないだけかもしれないが・・。

私の周囲にはランニングやマラソンの話題の方が多い。

 

学生時代はスキーにもはまり。20代は野球。30代半ばから水泳。40代になったからゴルフにはまり。それこそ、遊びでテニス、卓球、バトミントンなど何でもする。平均的な人よりはスポーツをしているほうだと思う。




スポーツはするのも観るのも好きであるが、何よりもスポーツを通して、人間を探求するのがとても面白い。これは自分自身も含めての事だ。たかが素人のゴルフでもメンタル面でも奥が深い。経営より難しいという冗談話も多い。水泳も続けてきたことで見えてきたこともある。私の周囲はランナーも多い。ストイックなランナーで砂漠の過酷なレースに挑戦している人もいる。

人間とスポーツは人間とビジネスに応用できることも多い。

いずれの目的でも、適度に行うのであれば、スポーツは健康に良いことは疑う余地がない。


今、私が思っていることは早くゴルフがしたい。ゴルフでのあの独特な緊張感のあるメンタルの世界の楽しみを忘れかけている。メンタルトレーニングもスポーツにはつきものである。

 

余談だが実は10年ぐらい前からベトナムで経営者がゴルフに熱狂的にはまっている。

かつての高度経済成長時代の日本と言えば想像できると思うが、この10年でベトナムの人達と数々プレイしたゴルフ体験話も書いてみようと思っている。

日本では体験できないゴルフがベトナムにある。

ルールは変わらなくても全く別のスポーツと思えることも多々あったのである。

 





以上