小さい国の役割と存在感を知れば世界の未来の可能性が見えてくる | 近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

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「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

 

 

今日はドバイの話をしたいと思う。

それと合わせて小さな国のこれからの世界での役割を考えてみたい。

 

私が縁があるシンガポール、ドバイ、キガリ(ルワンダ)に共通することは小さな国の先進都市であるという事であり、いずれもハブ機能を目指している。

以前、シンガポールとドバイを比較してこのブログに書いたことがある。

 

ドバイのブログ



今は、ドバイからつながるアフリカをさらに深めていきたいと思っている。

 

皆さんは、ドバイに行かれたことがあるだろうか?

いつの頃だろうか?テレビCMにこのゴージャスな7つ星ホテルの映像が流れていたのは。

 

 

 

 

 

 

 

ドバイはUAE(アラブ首長国連邦)の大都市である。世界第3位の広さのハブ空港としても有名だ。

私が初めてドバイに訪問したのは5年前だ。JETROの商談会に参加した友人に会うためだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビCMの印象でドバイに行ったが、その想像をはるかに超えていた。

単なる突出した観光地ではない。イノベーションの塊のような都市だ。

とにかくスケールが大きい。シンガポールとは対極にあると初訪問では思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一つずつの作りがゆったりしている。道路の幅、インターチェンジの大きさ、街の空間、都市のランドスケープ、何から何まで、スケールが大きい。確かに何もない砂漠の上の都市開発を想像してみたら、理解は出来る事であるが、実際に砂漠の上にできたこの街を訪れて驚かない人はいないだろう。訪れるたびに思うのだが、止まることなく発展している。


一時期開発が止まったように感じた時期もあったが、それは単なる小休止だったようだ。

 






私もそんな頻繁にドバイに行っているわけではないが、今までの数回のドバイ訪問の中で、必ず友人を案内したくなるのが、海を埋め立て造った人工のリゾート都市パームジュメイラである。私も神戸の埋め立て地に住んでいるが、発想とスケールが違う。出発点はオイルマネーだと思うが、今や世界の富裕層が連続的に際限なく集積する場所になっているようにさえ感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で私の興味は他にもある。それは食であったり農業である。人材にも強い関心がある。

スーパーであれこれ見ていると、アフリカ産の果物も多い。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レジにはベトナム人がいる。

タクシーの運転手はパキスタン人だ。日本人と分かるととてもフレンドリーに話しかけてくれる。

先ほども書いたが、果てしない建設ラッシュである。労働者はパキスタンやインドから労働者として出稼ぎ組が働いている。実際に、インドのチャンディガールに訪問した時に、建設労働者を派遣している経営者と面会したことがあるが、尽きることなく労働者ニーズがあるとのこと。一体、ドバイはこれからどんな国になっていくのだろうか。

日本の大手ゼネコンも活躍している話も聞く。

今年はドバイ万博が予定されていて、私も必ず参加する予定だった。

それにあわせて、数回のドバイ、アフリカツアーも計画していた。

私のこういう旅の終着点は、現地法人があるルワンダではあるが、アフリカへの日本からの行き方を簡単に紹介する。

 

世界はつながっているので、ヨーロッパ経由で今どきはどこからでもいける。

ただ、コストと時間を考えると、やはり中東経由がベストチョイスだ。

私は、ルワンダには二通りで行く。

一つはカタールのドーハ経由。こちらは、3月に行った時の様子を、ライブ発信したものがある。

 

 

 

 

 

 

こちらが時間としては最短コース。しかも、世界でも最高クラスのカタール航空である。

とても快適だ。

 

もう一つが、このドバイ経由であるが、少々遠回りになる。ドバイからエチオピア🇪🇹経由などで、ルワンダ🇷🇼に向かうことになる。

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスパートナーの中東通の新谷恵司さんは、ドバイはアフリカの玄関である。と言う。

来週、EGAカンファランスで新谷さんにスピーチをしていただく。

ドーハーも同じようにアフリカの玄関ともいえる。

ただ、新谷さんの言う“ドバイはアフリカの玄関”の意味はもっと深いと思う。新谷さんのスピーチが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

実際にドバイの街に何回か滞在すると分かるのが、世界につながっているのが瞬間で体験できる。米国やヨーロッパの感覚とは違う。

当然、中東でイスラム国であるという慣れない感覚はあるにしても、世界の人種が結集している場所の一つである。しかも、アフリカと近く貿易も盛んだと推察される。

 

小さな国は総じて外交上手で柔軟性に富んでいる。

そして、ITで世界がつながる時代、言い換えれば情報のハブになるのに国の大小は関係がない。人が集積するところに情報が集まるのは自明の理だ。ネットだけの情報では危うい。

多様な人が集積する場所、それは小さい先進的な国である。

近い将来のルワンダもそうなると確信している。

 

ぜひ、一緒にアフリカの玄関からの“アフリカの旅”を楽しみましょう。

 

以上