最近コミュニケーションは乱れ過ぎではないでしょうか? | 近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

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コミュニケーションが乱れている?

 

私自身の日常会話でも話題に上ることは多いし、

ビジネスシーンやメディアでも登場することが特に多くなったと実感する。

 

先日もこの辺りをライブでも話した。

 

 

 

 

コミュニケーションが変化しているといったほうが正しいのかもしれない。

 

ビジネススキルとしても、常に必須項目の上位に位置付けられている。

ここ20年ぐらいだろうか?

例えば、経営者が新入社員に期待するスキルの上位の常連だ。

私も聞かれればもちろんです。と答える。

 

これを先輩ビジネスパーソンが期待すると置き換えてもあまり変わらい。

上位3つの重要なスキルに必ず登場すると言っても過言ではない。

まあ、先輩の場合は、自分の事を棚に上げている人も結構いるが・・

 

コミュ力という言い方はご存じだろうか?

 

私は使うことはまずないが、若者言葉らしい。

若者は何でも短縮するのが好きだ。

ネットで調べてみると、

数年前から若者の間で使われるようになった。

コミュニケーション能力の力。若者もコミュ力を気にしているようである。

しかし、どうも私が思っていることと必ずしも一致はしていない。

更にネットを調べるとビジネスの世界でもコミュ力が普通に使われている様子だ。

なんでも迎合すればよいというものでもないと思うが。

 

私は、コミニュケーション能力、

あるいはコミニュケーションスキルと使うし、

日本語で言えば対人対応能力と使うことも多い。

 

考えてみたら、今の若者はSNS世代である。

そのベースにはデジタル世代、ネット世代があるが、SNSを使うことが当たり前になった時代からコミュニケーションがさらに激変していると思う。

 

特徴的なのが絵文字といいねボタンだろう。

これもコミュニケーションだろうか?

私は、もちろん、そう思う。

 

一方、昔の世代というと失礼かもしれないが、

大和言葉を大事にして手紙でコミュニケーションする方々からすると、

 

礼儀がなっていない。

失礼だとなるのかもしれない。

 

単純化すると私は今のコミュ力世代と昔の方々との間ぐらいなのかもしれない。

 

私も手紙は書いてみたいが、とにかく字に自信がないので、仕事で時々直筆の手紙をいただくこともあり、そういう時は感動とともにうらやましかったりする。

 

こういう視点から見れば、コミュニケーションのやり方というか表現は大きく変わってきたと言える。それは、ツールの進化と相まっていると考えるのが自然だろう。

 

思い切って、

手紙しかなく電話もなかった時代と今を比べれば世代を問わず理解できると思う。

 

今から振り返ると、手紙は情緒的であり心もこもっている行為である。

しかし、昔はそれしかなかった。

それだけのことかもしれない。

もっと、便利を求め続けて今に至ったと考えるのが自然だ。

 

そもそも、コミュニケーションとはどういう意味だろうか?

英語であるが、語源はラテン語とある。

 

三省堂 大辞林 第三版から引用すると、

コミュニケーション(communication)は英語の動詞communicate に接尾辞をつけて名詞化した単語である。動詞communicate は「(情報を)伝達する」という意味がある。語源はラテン語で「分かち合う」を意味する「communis」である。なお英語の common(共通する)なども同じ語源の単語である。
 

なるほど、分かち合う。とてもいい意味である。

 

私は、単純に意思疎通だと考えて使っている。

 

仕事以外でも意思疎通は重要だが、

言い出したら多様過ぎるので、今回のテーマはビジネスに絞って考える。

 

では、もう一度戻るが、

ビジネスで絵文字やいいねは使えるのかである。

 

誰が考えても分かるが、正式な公式なやりとりとしてはNGである。

では境目はどこにあるかである。

 

例えば、私は知り合いとこんなやり取りをすることもある。

相手は、例えば公認会計士や経営者だったりする。

 

 

 

 

信頼関係が前提で、これでOKなこともある。

 

私は、若者のコミュニケーション力の改善というか鍛錬が必要だとは常々思っているが、

彼らにはまだ時間が沢山ある。子供であれば親の責任でもある。

 

私が問題視しているのは、今の40代、50代である。

中途半端な世代である。アナログなんだけど今までの人生の途中でデジダルを使いだした世代である。

言い出したらきりがないのでシンプルに書く。

そもそもはっきりものを言えない大人、

コミュニケーションがもともと苦手な大人のニコミュケーションがどんどん乱れてきている。

特にビジネスの現場である。

私は結構深刻にとらえている。

 

 

 

 

また、継続してこの話題には触れていくとして。

今回の結論を書きたいと思う。

ツールややり方ではなく、コミュニケーションは本質的なことが重要なのだ。

 

相手が気にすることを気にする。

 

これが私が基本としている考え方である。

もっと、難しい言い方をすれば、慮る。ということになる。

しかし、これは奥が深すぎる。読み方も難しい。

昔はおもんばかる。と覚えたが、最近はおもんぱかる。と読むらしい。

私は昔の言い方がすっきりする。

 

人間が社会的動物である以上、人間と人間が良好で豊かな社会生活を行うためには、コミニュケーションは欠かせない。

ITツールに振り回されている時代、全世代それぞれに応じたコミニュケーショントレーニングが不可欠な時代になったとつくづく思う。