透明な嵐から尻小玉 | 現代アートの絵ってなんだ?

現代アートの絵ってなんだ?

絵が好きです。そして、現代アートも好きです。みんな分かっているようでよく分からないこと、それらについて僕も勉強するつもりで気ままに更新します。。。

どうも、ご無沙汰しています

 

大型の連休に入ったようで、外へ出かけるとどこも混んでいるよですね

、こちらは期間中、運よく引きこもっていられる予定になっているため、自宅で集中的に作業に専念しております

 

と、その前に丁度予定が合ったので覗きに行ってきました

 

 

「幾原邦彦展 ~僕たちがつなげる欲望と革命の生存戦略~」

 

 

まず初めに…

個人的な認識についてですが、幾原先生については2015年公開の『ユリ熊嵐』で初めてその鬼才っぷりを体感させて頂いた新規ファンという括りになります。その後調べていく過程でピングドラム~ウテナ~セラムンという歴史を知ることになるのですが、このキラータイトルの並びを見るだけでも、いずれ(いや、すでにというべきか)国内アニメシーンの歴史を語る上で外すことができない個性であると認識しています。

 

現在放送中の『さらざんまい』を含めて、その才能はとても目が離せない存在だと言い切れます。人によっては好き嫌いがはっきりするでしょうけども

 

お客様の層について…

自分が行ったのは初日。しかもオープニングに合わせて待機です。これがキツかったです、イメージとしては男性アイドルのコンサート入場待機列に並ぶ感じといえば分かりやすいでしょう。10人の内訳は9人女性、1人が男性という構成でそれが数百人並んでいました。女性アイドルの物販に並ぶ10倍心がしんどかったとだけ付け加えておきましょう

 

イベント運営は…

これが驚くことに、すべてにおいてかなりの素人っぷりをまんべんなく発揮していてあきれる事多数で怒る気にもなりませんでした。それもそのはずで待機列を指揮する責任者らしき人物が部下に怒鳴りつけるばかりで完全に集客数の読み間違いのようでした。ただ観覧者がある種の経験者が多かったようで(いわゆるコミケ)自分の周りでは混乱などは見られませんでした

 

 

展示内容ですが…

原画は最新作の分も含めて紙に色鉛筆と鉛筆。その後の処理はデジタルになっているようですが、作業環境は驚きのフルアナログ。あの繊細な画面が極細の鉛筆で紡ぎ出されているということに関心すること然り。こなれた環境を変えると作画のイメージも変わってくるため、それを嫌っているのかもしれません。まどマギ、ファーストガンダムとオリジナルの実物原画を見て来て言えることはどれもやはり唯一無二。日々格闘する空気を感じることができました。それ以外についても興味深い展示ばかりでしたが、唯一挙げるとすれば展示作品の点数に入場料金が比例していない感覚がありました

 

物販を前に…

メイン層が女性ということもあり、個人的に興味を引く商品がはぼなくて財布に優しいという感想、書籍等は別にここで買わなくともいいわけですし

 

これから行きたい方への助言としては…

カレンダーの黒字日、そして閉館時間に近い時間帯が空いているのではないかと思うのですが確証はありませんので

 

相対的に見ての感想としては…

やはり行かなければ後悔ししている企画展でありました。特に点数は少ないものの実際の原画、そしてコンテとそれらに書き込まれていた作業指示はとても作家性を垣間見ることができてよかったです

 

 

少しでも関心がある方は行く価値ありだと思います。

 

 

 

 

添付画像は施設のシンボルでもあるスカイツリー

 

 

 

 

 

 

 

添付動画は期間限定の最新作『さらざんまい』オープニング映像