私がエステを始めるきっかけになったのは…

姉が強迫性障害だからです。

先日、佐藤二郎さんが、強迫性障害という事を公表されておりました。そうなんだ…。。佐藤さんは、どの様な症状になるのか詳しくはわかりませんが、強迫観念が起こり自分をコントロールできなくなり苦しい思いをずーっとされていた…

強迫性障害は、いろいろな症状があるようです。姉の場合は【確認強迫】で、ガス・水道・電気、戸締りなど、『きちんと閉めてないのではないか』という考えが頭から離れず、何度も確認し、確認を繰り返します。
蛇口から水が出ているように思えたり、ガスが漏れてしまうのではないか、電気のコンセントから火事が起きるのではないかと思うそうです。

姉の症状が重くなったのは、13.4年前。会社の管理を任させてからだと、記憶しています。会社の金庫の戸締り・玄関の戸締り。細かく言うと、通帳や印鑑の確認も…。姉が会社を出るのが最後になる時は電話があり、どんなに遅くても一緒に確認する為に姉の会社に行ってました。支店長は、姉の事を理解してくださり、私は外部でありましたが、会社に入らせていただき一緒に確認をしていました。当時の支店長には感謝しかありません。

10年前、札幌へ転勤になった時、札幌支店になってからは金庫や戸締りはしなくてよくなりましたが、出勤前に、電気・ガス・水道・戸締りありとあらゆる確認をしなければならなくなり、症状はさらに悪化。毎日、父が電話で対応してました。カメラ機能が無い電話での確認は20分ぐらい。姉は泣きながら汗だくになり確認をしておりました。
5ヶ月経過しても慣れる事はなくどんどん痩せていく姉を母が心配し、私に行って欲しいと。当時の私は離婚して戻ってきて実家暮らし。私自身もメンタルが落ちており、このままではダメだ…自分と周りの環境を変えなくては!との気持ちがありましたので札幌に行く事を決意。

強迫障害ではない、私には姉の辛さがわかりません。。本人の不安な気持ちを察する事が出来ず、一度だけ、確認中に姉を泣かせてしまった事があります。何度も一緒に確認をしてみると、本人の必死さや辛さがわかり、胸が痛くなります。あるお医者さんの記事には、『完治はしない』とありました。姉もいまだ完治はしておりません。周りの方の協力が必要な病だと思います。

たまに、お客様から『サロンを始めるきっかけは?』と尋ねられる事があります☺️
今回、佐藤二郎さんの【強迫性障害】が公表されたのをきっかけに、きっかけをお話をさせていただく事にしました。

今回はここまでに🍀