伊勢旅行(2024年)その8(3日目 5つの塊の夢と椿大神社参拝) | どんぐりの小径

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徒然に気まぐれに

ここから3日目です。

朝は5時過ぎに目が覚めました。

夢をメモしたかったのですがメモ用紙が手直にありませんでした。

起き上がるのをめんどくさがって携帯のメモ機能に書き込みました。

 

場所は分かりませんが広間にいます。

「5つ、子供を産む感じで出して」と女性に言われます。

板の間の上で手と膝をついて足を20センチくらい開いて腰を落として座っています。

そのポーズのまま、少し力むと陰部から何かがボトボトと出た後、水分の多いものがざぁ~と出します。

 

それが、足の間の板の隙間からその下の洗面器に一杯になったのを見て信じられません。

隙間と言っても20cm×10cmくらいで昔の厠の様です。

ハネが近くにいた2人の女性に少しかかったので「ごめんなさい」と言います。

2人は私の世話役らしく嫌な顔はせずむしろ無表情のまま黙って立っています。

 

自分の着ている白いウールらしい服にもその茶色のものが付いていて洗いたいと思います。

そこで、あ~自分のことばかり優先していると氣づきます。

なぜかよし子さんがいます。

よし子さんはこういう事をしていたのかと感心します。

 

その後、姪夫婦が私が言った一言から喧嘩になります。

料理中の夫が怒鳴り、姪が「あなたに言われたくない」と反論するのですが、かなりきつい言い方で本音が出ます。

本音はいつかは出るんだから仕方がないと眺めています。

姪の子供の頃の口癖を久しぶりに聞き、やっぱり人は変わらないなぁ~と思っています。

 

朝、起きた時、5つの塊を出したことを覚えておかなくちゃと思いました。

椿大神社の神域と言えるほど近くの宿で見た夢ですから

何か意味があるのだろう、忘れてはいけないと思いました。

 

朝食は7時です。

この時は、どこかの神職さん9人の団体さんと一緒でした。

80歳くらいに見える小柄なおばあさんがお給仕をしてくれました。

 

前を歩いていた神職さんがお茶をついでいたので、私もお茶を自分で入れて、昨日と同じ席に座りました。

おばあさんが魚とお味噌汁と持ってきてくれましたが、ご飯が来ません。

私は、おばあさんが持ってくるのを忘れたのだと思い、ご飯抜きでもいいやと黙って食べていました。

 

実は朝食はお茶とご飯はセルフだったのです。

それに気が付いたのは食べ終わってからでした。

お茶のポットの向こうに炊飯器があり、その傍にお茶碗が一つだけ残っていました。

・・・一言、「セルフです」と教えて下さっていれば・・・

いえいえ、気が付かなかった私がいけないのです。

 

部屋に戻り、トイレを済ませ、気を取り直して部屋を出ました。

チェックアウトをしようとフロントに行くと誰もいません。

呼び鈴を押しても誰も出てきません。一

 

人もいないの???仕方なく食堂の人に呼んでもらおうと食堂に向かった時に、入り口から男性が入ってきました。

それでチェックアウトをし、荷物を預け、外に出るとしっかりした雨でした。

今日は朝6時半から、豊作かどうかの吉兆を占う神事があり、10時から祈年祭、11時から大祓い神事です。

 

神官さんたちが雨の中、傘もろくに差さずに出ていきました。

私は右の靴が浸み込むのでゆっくり歩きます。

先に獅子堂に参り、昨日歩いたルートで、道の左手にある御船磐座と高山土公神陵に行きました。

 

神社にあった「境内のご案内」によると、御船磐座は、室町時代の謡曲「鈿女(うずめ)」に謡われている神代の神跡。

天孫瓊瓊杵尊一行の御船がここに繋がれ、この地より九州にご先導されたと伝わる。

高山土公神陵は土公神・猿田彦大神の御陵です。

 

本殿に近くなり、神職さんの声が聞こえてきました。

何か間違ったらしいと気が付いたのはこの時で8時5分を過ぎていました。

しまった!と思ってももう遅いです。

仕方なく、外でお声を聞いていました。

 

神職さん達が立つと前の方に親子連れ3人と女性一人が座っていました。

一般人は前に座らせてもらえたんだなと分かりました。

彼女たちはその後も、神職さんに説明を受けていました。

・・・ま、自分が勘違いしたのだから仕方ありません。

 

本殿と繋がっている入り口に行きましたが、誰も出て来ません。

「受付こちら」と書いてある方は玄関の三和土からは見えません。

仕方なく勝手に上がらせてもらい、受付の方に進むと巫女さんがいたので、

声をかけてから、ご祈祷の受付をしました。

 

願意は心願成就です。

特別、願うことがなかったし、遠いので、

お礼参りに来ることを考えると安易な願い事をしない方がいいと思ったからでした。

 

3000円からと書いてありましたが、千円札がなかったので5千円出しました。

お釣りをもらうことに躊躇したのです。

手続きを待っている時、受付のテーブルの中にいた年配の女性の3000円でいいのに…という声がぼそっと聞こえました。

空耳かもしれませんが・・・聞こえない方が良かったです。

 

若い白装束の女性の神主様に案内され、お祓いをする真新しい部屋に通されました。

参加者は若い男性と私だけです。

祝詞が始まりましたが、これが結構長いのです。

今まで受けた中で一番長かったかもしれません。

 

この時、祝詞の途中でふと氣が付きました。

今、自分がしているポーズが夢の中で5つの何かを産み落とした時のポーズと同じじゃないか!と。

えっ!えっ!えっ!何々?どういうこと?私、今、何かを体から出しているの?

これってもしかして私の穢れとかエゴのゴミ?浄化してくださっているのかしら?

・・・などツラツラ思いながら、兎に角、夢の中と同じポーズのままでいようと思いました。

 

実際、手をついて前かがみなので腰が少し浮きます。

その分、普通に正座しているよりも、ちょっと楽なのです。

神主様の声は若々しく張りがあり、朗々とよく響き、元気で美しいなぁ~と体で感じながら聞いていました。

 

時間にして10分くらいはあったと思います。

これで終わりだと思ったのですが、「本殿へどうぞ」と言うのです。

これから本殿でご祈祷です。

すっかり、これがご祈祷込々だと思っていたので、まだ先があるなんて・・・

随分、丁寧にしてくださるんだな~と思いました。

 

隣の青年はすっかり足が痺れて立てません。

私はいつも通りゆっくりしか立てません。

「大丈夫、私も遅いから、無理しないでゆっくり立とう」と声を掛けました。

本気で立てなくなっている青年を横目に私が先に立ち上がりました。

青年は後からついてきます。

 

本殿の畳に座る時は、青年はあぐら、私は横座りを最初からしていました。

男性の神主様はご祈祷をしてくださいました。

男性の願意は厄払いでした。

 

終わった後に、廊下を戻る時、先ほどのお祓いの部屋には男性の神主様が祝詞を唱えていました。

彼は色のついた装束でした。

たぶん、着る色の違いで階級があるのでしょうね。

 

巫女さんに「10時からの祈年祭は見させてもらえますか」と聞いたら

「大丈夫です、この辺で待っていればいい」とのこと。

「何時にいたらいいですか」と聞くと「20分前くらい」とのこと。

 

今は9時10分ですので30分あります。

境内をもう一度一周してこようと思いました。

外に出ると雨が上がっていました。

外に出て左に行くと昨日まわった境内です。

 

右に行くと神社の駐車場と愛宕社と奥の院のあるお山です。

少しだけでもお山を見ておきたいと思いました。

雨も上がっていましたので、ゆっくり坂道を登って

山が見渡せるところまで行ったら挨拶をして戻るつもりでした。

 

このカーブを曲がったら・・・と2、3つカーブを過ぎたら愛宕社の鳥居が見えてきました。

では、そこで引き返そうと決めました。

愛宕社の鳥居の先は木々が空を塞ぐように茂っていて、階段も古くて少し怖い感じがしました。

 

そこで初めて持ってきた祝詞のメモを引っ張り出しお唱えをさせていただきました。

それまで人がいたり、忘れていたりで、メモを出せなかったのです。

折角、コピーをして持ってきたのに一度もお唱えしないのは悲しいでしょう。

それと鳥居の写真を記念に撮りました。

 

時間に余裕はないのですぐに戻りました。

先ほどの玄関から入った処で、確認のために巫女さんに聞くと受付で聞いてくれと言われました。

受付に行って参加の件を聞くと「駄目でしょう」という雰囲気です。

それでも若い女性が電話で聞いてくれています。

しかし、それが長いのです。

 

で、申し訳なくなって、「あの、難しいことをお頼みしたくはないのでいいです。帰りますので」

と隣にいる人達に言って離れました。

外に出る前にトイレに入り、お茶を飲ませてもらっていると、

参加する神職さんや舞を舞う巫女さんたちが続々と先ほどの廊下の奥に吸い込まれて行きます。

 

外に出て本殿の中を見ると誰もいません。

きっとお祓いをした部屋にいるのだなと思いました。

そのまま境内を巡り、かなえ滝で一口飲ませていただき、お茶室に行きました。

 

上品な女性が接客してくださり、800円でお抹茶と梅の生上菓子を頂きました。

お菓子の乗っていたお皿はお土産に下さいました。

そこから、もう一度本殿に戻りましたがやはり人がいるのは見えません。

そこで、明らめて帰ることにしました。

 

最後に神社の左手にある神社を見ておこうと思い向かいました。

最後に会館の近くの土産物屋さんで石を3分くらい見て、会館に戻ると、またフロントに誰もいません。

先にトイレを済ませ、ジュースを買いました。

 

フロントに人を確認して、荷物を出してもらい、もらった直会品をスーツケースに入れました。

雨の中持っていたので紙袋はボロボロでしたので、スタッフに渡して捨ててもらいました。

時間は11時50分頃です。

私の椿大神社参拝は終わりました。

ここで一旦とめます。

ではでは。