前回「こまもの本舗」さまの互換顔料インクについてレビューしました
以下はニッチすぎる用途だとは思いますが顔料のメリットしかない事例になりうるので追加します
経緯は略しますがこういう名札を作っています
耐水性のインクジェット用フィルムなのでちょっと水がかかったくらいでは色落ちしません
しかし印刷面がみるからに摩擦に弱そうなのと
装着する人たちが間違いなく手荒に扱うので
手張りラミネートフィルムで保護しています
正確には図書館などで使う書籍保護用フィルムです
光沢フィルムだとテレビに出たときに照明が反射してしまうのでマット地のものを探し出しました
いままで当然のように染料インクを使ってきましたが
ずっと悩まされてきたのは「にじみ」と「退色」です
水溶性の染料インクの上に水性ののりがついたラミネートを貼るのですから
インクがとけたり拡散したり色素が分解しちゃうのも当然といえば当然です
紙であればよく水分を吸収してにじみにくいのですが
素材として弱く剥がれたりするので
初期のころからインクジェット用フィルムを導入しています
にじみが避けられないなら定期的に作り直すしかありません
「にじんだら言って」とは伝えていますが
遠慮してなかなか言ってこないのでこちらが忖度する必要があります
ピーク時よりずいぶん減ったとはいえ
お掃除ユニットCLEAR'Sのメンバーは全国に30人以上いますのでなかなかしんどいわけです
そこで
・色褪せに強い
・にじみにくい
・水分にも強い
顔料インクが救世主になってくれるかもしれません
もう期待しかないです
今回の記事のネタ自体は一体誰の参考になるんだよという話ですが
たとえば屋内屋外の掲示物の耐久性など
もっと一般的な場面でも同様に顔料のメリットが発揮されるものと思っています