日本中医薬研究会主宰
中医薬の日記念セミナーを

楽しく食べて美しく
~栄養学と中医学の最強コンビでエレガントな免疫を~
テーマに

元ミスユニバース日本ニュートリションコーチとして、日本人女性
知花くららさん
森理世さん
を入賞、優勝に導いた
エリカ・アンギャルさんをゲストに
沖縄 名は芸術劇場なはーと
にて行い、会場にはほぼ満席の200名近いご参加いただきました。

「中医薬の日」は
世界70か国以上で、中医学の普及活動を行う学術団体
世界中医薬学会連合会
が中医学の普及を促進するために、定めた、世界統一の中医学の記念日。

今回は、免疫のために大切な
食事と、中医学で脾胃(ひい)と言われる消化吸収機能について

お伝えし舞うs。

西洋医学でも、すべての病気は腸から始まる」
現代医学の父、ヒポクラテス(紀元前460年〜370年)
と言われていますが、薬膳の古いことわざでも

長生きしたければ、腸を綺麗に
といわれてきました。


洋の東西を問わず
健康長寿にも

キメの整った美肌にも
乾癬に負けない免疫にも

腸内環境が大切と考えられてきたことがわかります。


腸内の善玉菌の種類と感染


私たちの身体のなかに共生する最近は

細胞の数で比較すると、ヒトの細胞1個に対して、人体に 棲む微生物の細胞は約9個にも及ぶことがしられてきました。
私たちは、常に100,000,000,000,000個以上(かぞえきれません)の微生物と共生 していて、彼らから多大なご利益を得ています。健康でいるために、 身体の90%に及ぶ微生物のことに気にかけてあげましょう。
 

その腸内の善玉菌には様々な種類があり有名なのは
乳酸菌、フェーカリス菌など
が知られていますが、善玉菌も数えきれないほどの種類があることが知られてきました。これらの、善玉菌の種類が多ければ多いほど
様々な菌に対する免疫が高まる
ことが最近の調査で知られています。

 

そこで、これら細菌の種類を増やして、腸内細菌叢の多様性を高め、免疫を守る方法として以下の4つがあげられます。


1、食物繊維 
2、発酵食品
3、ポリフェノールが豊富な食品
4、多種多様な全体食
を積極的に摂取することが、腸内の善玉菌の種類をふやしてくれることがしられてきました。

 

 

~食物繊維~

 

食物繊維について
食物繊維は、

健康な腸内微生物にとっての燃料となり
健康な腸内の菌叢=フローラの成長を促進し

各種の善玉菌増殖させ、しぼうを燃焼しやすくする

短鎖脂肪酸の生成を促進します。

~ポリフェノールについて~
ポリフェノールが豊富な食品は、健康な腸内細菌にとって

大切な肥料

の役目をします。」
腸内フローラは、色とりどりの

果物や野菜、大豆食品、穀物、ハーブ、スパイス、ナッツ、カカオ、オリーブ オイル、緑茶、コーヒー、赤ワイン

に含まれるフィトケミカルの一種であるポリフェノールと密接な関係があります。

ポリフェノールは腸内フローラのスーパーヒーローで
チョコレート(カカオ)、緑茶、ブルーベリー、赤ワイン

などの食品に含まれるおいしいポリフェノールは、善玉菌の増殖を促進したり、善玉菌の種類を増やします。
さらに、これらのポリフェノールには病原菌や悪玉菌に対する抗菌効果を上昇させることが示されてきました。

こんな、素晴らしい腸内フローラが好むポリフェノールの優れた食材には
ブルーベリー、プラム、イチゴ、ラズベリー、プルーン、リンゴ、ザクロ
赤ワイン、緑茶、紅茶、コーヒー
ダークチョコレート
エキストラバージンオリーブオイルとオリーブ (グリーンとブラック)
クローブ、スターアニス、カレー粉、ジンジャー、クミン、シナモン

などのスパイス
オレガノ、ペパーミント、セージ、ローズマリー、タイム、スペアミント、バジル

などのハーブ
ヘーゼル ナッツ、ピーカン ナッツ、アーモンド、クルミ

などのナッツ類
大豆粉、大豆、黒豆

などの豆類
アーティチョーク、赤玉ねぎ、エシャロット、ブロッコリー、アスパラガス、ニンジン

などは、良質のポリフェノールを提供してくれる優れた食材です。

中医学では、食卓には五色
元ユニバース日本の栄養コーチのエリカ・アンギャルさんによると七色のレインボーカラー
に彩られた食材のポリフェノールが、腸内の善玉菌の増殖を促進し、種類を増やして、様々な菌に対する感染を防ぎます。

 

ここまで、腸内細菌叢にとって

食物繊維

ポリフェノール

の働きを見てきました。

食物繊維は、現在では

日本人の一日の平均摂取量は15g

といわれていますが

一日平均20gを摂取していると、大腸がんのリスクが激減するといわれています。

 

ポリフェノールについても

1週間に異なる色の植物性食品を30種類食べた人は、10種類しか食べなかった人に比べて、微生物叢の多様性が高かったことがわかりました。
「アメリカンガットプロジェクトより」
 

ここまでで、長くなりましたので

発酵食品

全体食品については、また改めてお伝えすることにします。