こんいちは
寒い毎日が続きますが、1月20日には大寒も過ぎて寒さの一番厳しいと言われる時期。こんな時におすすめなのが茶卵(ちゃたまご)
中医学で大寒には、人参と黄耆のお酒を朝に飲み。コ菊地黄丸を夕に服用しておくと良いと言われています。特に、大寒の前から立春までは冬土用(ふゆどよう)といって、胃腸の調子が崩れたり、体調を崩しやすい時期なので玉子の気味など黄色い食材もおすすめです。
ちゃ卵は、台湾で人気の食材でコンビニエンスストアなどで年間4000万個も販売されているそうです。
作り方も簡単なので、レシピ参考に季節や体調に合わせてお茶やハーブを選んでお楽しみ下しあ。
季節の薬食同源
台湾で人気の茶卵(ちゃたまご)
材料10人分
材料
卵 10個
紅茶 20g
(冬は紅茶、春はジャスミン、夏は緑茶など)
冬なら身体を温める
人参(にんじん) 5g
黄耆(おうぎ) 5g
八角(はっかく) 5g
肉桂(にっけ) 5g
春なら香でストレス発散のハーブ
陳皮(ちんぴ) 5g
薄荷(ミント)
夏なら身体を潤して熱を冷ますハーブ
西洋参(せいようじん) 5g
蓮子(れんし) 5g
調味料:
醤油 大さじ3
塩 少々
作り方:
1.沸騰したお湯で10分ほど卵を茹でて、沸騰したら火を止めて10分蓋をして、おいしい茹で卵を作ります。
茶卵の基本は、おいしい茹で卵なので
世界の卵料理研究家で有名なオーガスタ酸の茹で卵の作り方がおすすめですが、お急ぎならゆでただけの茹で卵でもOKです。
2.茹で卵を水に浸して、冷まします。茹で卵が冷めたら殻全体にヒビを入れます。スプーンなどの背で、軽く卵をたたいて、ヒビを入れましょう。初めは、あまり細かくヒビを入れなくても、作っている間に自然にヒビが入ります。
3.底の深い鍋に殻の付いたままゆで卵を入れ、卵全体が浸かるまで
水を入れます。
4.紅茶の葉、人参、黄耆、八角(はっかく)、肉桂
と醤油、塩を加え極弱火で2時間以上煮込みます。
季節に応じて、お茶やハーブを
春なら、春に乱れやすい肝を守る
菊花茶(きくかちゃ:菊の花のお茶)や薄荷茶(ミントティー)など
ハーブを
陳皮(ちんぴ)、紫蘇、クコの実
夏なら
緑茶、薄荷茶(ミントティー)
西洋参(せいようじん)、蓮子(れんししん:はすのみ)などに変更ください。
5.スープと一緒に冷蔵庫に一日入れておき、食べる前に再び加熱して完成です。
6.本格的には、6-8時間煮込む→冷蔵庫で半日冷やすを2-3回繰り返します。少々忍耐が必要ですが、黄身の芯まで味が染みて超絶美味な茶卵ができます。
作り方4の時点でも食べられますが、卵の中まで味は染みていないでしょう。
本格的に煮込むときは水量に注意し、適宜水を加減しましょう。
*八角は、
大茴香(だいういきょう)ともいわれ、小茴香より薬効が劣りますが、似たような性質を持つので薬用よりも香辛料として使われます。
温める作用が強く、
冷えによる腹痛や腰痛、膝の痛み、肩こりなどの
症状を緩和します。
滞った気の流れを改善し胃をととのえるので
食欲不振、吐き気などにも、お茶などにうかべると
効果的です。