こんばんは

寒い日が続きます。そして、世界中が

新型コロナウィルス

に悩まされているようですが、その影で密かにインフルエンザも花粉症も流行中の模様です。

 

*春は風邪

立春を過ぎ、天の気は「春」ですがまだまだT上には寒さが残るので「三寒四温」の早春のこの頃です。

そんな「春」に注意する「邪気」は、中医学では「風邪(フウジャ)」と考えています。

「風」の意味は、自然界の風邪のように

・症状が身体のあちこちに動く

・目に見えない

・上半身にでやすい

などの特徴をもつ

花粉症、蕁麻疹、インフルエンザや風邪などの感染症、あちこちに動く痛み

等の症状が見られます。

 

*風邪(フウジャ)に良い薬膳

そんな、春の邪気を吹き飛ばす食材のレシピをイヌイ薬局の薬膳カフェ

真室茶荘から

ご紹介します。

 

 

 

真室茶荘 一汁三菜薬膳ごはん のレシピから

 

1、風邪の薬膳 香菜と白葱のスープ  

  ぞくぞく寒気のする風邪症状の時におすすめスープです。

 

中医学で考える食材の性質は

   1、ネギは味が辛く温める性質を持っています。脾胃=消化器を補って、身体の陽を補い寒気を解消します。

    (解表、補陽、散寒、健脾、散結)

   

  香菜は味が辛く温める性質を持っています。肺と消化器(脾)を補って消化と排尿を促進します。

  ( 解表、透疹、消食、降気、清熱、利水)

   

  生姜は味が辛く温める性質を持っていて、消化器系(脾胃)と肺に作用します。お腹を温めることで消化器系を助け

  寒気を解消して解毒や吐き気を予防します。(化痰 解表 健脾 温中 散寒 解毒 止嘔)

   

  卵は、味が甘く平準なな性質で、肺と消化器系(脾胃)を補い、身体を潤し血を増すことで心肝腎を助け、 妊娠中は安産

  にも働きます。(滋陰 補血 潤燥 安胎)

 

   チキンスープは、味は甘く身体とお腹を温めることで消化器系(健胃)を助け、気力と精を補います。

   (温中 補気 益精 降逆 填髄)

 

   のどが痛い、発熱がある場合は、涼性の性質を持つ食材に変更ください。

    大根は、味は甘辛く少し冷ます作用(涼)がありますが、肺と胃をおぎなうことで、消化を助けお腹を中和します。

   (消食、化痰、寛中、降気)

   菊花は甘辛く苦身をあるので身体や熱あお冷やし肺と肝を助けます。

   (微寒:肝肺 疏風清熱、平肝明目 解熱消腫)

      薄荷は、辛く身体を少し冷まします(涼)。 肝と肺に作用して熱をさまし頭をスッキリ、喉を清めます。

   (疏散風熱 清利頭目 利咽 透)   

 

材料4人分
ネギ……2本(白い部分)
香菜……1束(少なければ2束)
生姜……スライス2~3枚分
卵……1個
丸鶏チキンスープ……4カップ
塩・コショウ……適宜

作り方

1、生姜は皮を良く洗い、皮付きのままスライスして千切りにする。

  ネギは4~5センチ幅に、香菜は2~3センチ幅に食べやすく切っておく。
 

2、鍋にチキンスープ、生姜、ネギを加えて沸騰させる。

  具が柔らかくなったら塩、コショウで味付けをする。
 

3、最後に溶き卵をいれて、ふんわり表面に浮いてきたら

  火を止める。器によそって、香菜を散らす。