こんばんは
1、薬膳と食養生 2.漢方のお薬 3.スキンケア
の3ステップで
アトピー性皮膚炎などのトラブル肌から美肌を目指す、
鳥取で創業93年の国際中医師(国際中医専門員)のコナン(conan)
こと乾(いぬい)です。
私たちのイヌイ薬局(https://www.karada-no-nayami.com/)には毎年1000件以上の
アトピーの方が相談に来局されますが、その相談のなかで気がついたことを、このブログで
詳しくお伝えしています。
今日は、まだ暑い日が続きますが秋になっても潤いを保つ「薬膳かゆ」についてお伝えします。
8月8日ころの立秋を過ぎると
地の気はまだ夏の暑さが残って暑い毎日ですが
天の気は秋にむかいます。
そして、8月23日ころに向かえる処暑をすぎると
まだまだ暑い日々が続くものの
目に見えない乾燥が始まります。
そして
暑かった夏のために、身体に残る余分な熱と
目に見えないけど確実に進む空気の乾燥は
温燥(オンソウ)
と呼ばれ、おもに肺、大腸を激しく乾燥させてしまい
便秘、喘息、乾燥肌、ドライスキンなどの痒み
の引き金になります。
一般の方には、わからないかも知れませんが、アトピーのご相談
では、肌トラブルを抱える方々は、立秋を過ぎたころから皮膚の乾燥
を感じられていてハンドクリームや保湿剤を必要とされるようです。
古くは中医学では、8月初旬の立秋を境に秋の気配が近づくと考え
秋は、乾燥しやすい季節なので、秋になると、
乾燥肌、喘息
などで悩まされる方が増えることを予想しています。
秋の養生については
乾燥肌(ドライスキン)に毎年悩むあなたが気をつけていただきたい4つのステップhttp://atopy-druginui.jp/blog/archives/1316
参照ください。
今日は、そんな秋に向かって食べてただきたい
身体を潤し乾燥を予防する薬膳かゆのレシピです。
・秋におすすめ 西洋人参、白(黒)木耳(キクラゲ)と百合根のお粥
材料
お米 50g
白(黒)木耳 10g
百合根 1/2個
西洋人参 15g
クコの実 20g
レシピ
1西洋人参15gをコップ4杯(800cc)の水で煎じ1/2の2杯とする。
2木耳(キクラゲ)は水で戻して小さくちぎっておきます。
3百合根の鱗片を一枚づつほぐします。
4鍋に1、2、3を入れて適量の水を加えて粥を炊きます。
*百合根
百合根は、心肺を潤すので、漢方の処方のなかでも、咳止めや不眠、鬱(うつ)病に処方されます。
中医学では、うつ病のことを百合根病(ヒャクゴウビョウ)と呼び百合根(ユリネ)で治療できるとされています。
百合根は12月頃に収穫されますが乾燥した生薬もあります。
*白木耳(シロキクラゲ)
白木耳は肺、腎、胃を潤し熱をさまして血流を促進してくれます。
中国では白木耳も黒木耳もスーパーで簡単に手に入れることができますが、日本では、白木耳が手に入りにくいので
黒木耳でも代用します。
*西洋人参
西洋人参は、世間でポピュラーな朝鮮人参が身体を温めて潤してくれるのに対して、身体を少し冷ましながら潤して
気力を回復させるので、夏バテなどでつかれた時に疲労回復してくれます。
漢方でよく使われる人参が温め血圧を上昇させるのに対して、西洋人参は身体をさますので血圧は安定しやすくなり
心臓にも活力を与えてくれます。
*クコの実
クコの実は、血液を補って乾燥を防いでくれるほか
・化粧品メーカーの資生堂さんがクコの実に含まれる美白効果を発表
・体の酸化を防いだり、生活習慣病の予防と改善、老化や肌トラブル
(シミ・シワ・たるみなど)のアンチエイジングなどに効果的
・視力低下や白内障、緑内障などの予防にも効果的
などといわれ仙人も愛用したと言われています。
安心安全のクコの実 真室茶荘 クコの実500ghttp://karada-ni-iimono.com/?pid=94953127
はじめにお伝えした通り、8月も23日ころには処暑を迎え残暑が厳しい時期。
通常の肌感覚では秋とは感じられませんが、このころから空気は
少し乾燥しはじめ、アトピーや喘息の方々は肌や気管支の乾燥を訴え始めます。
そして、繰り返しになりますがこの時期の乾燥は
温燥(オンソウ)
といって空気の乾燥が少しづつ進みはじめ、身体は夏にこもった熱のためにが
乾燥しやすくなっているので、乾燥に弱い臓器の肺、大腸が影響を受け、
便秘、ドライスキン、乾燥肌、喘息
などの症状が強くなります。
立秋を過ぎたころから、肺、大腸、そして皮膚を潤す
食材なら
ユリ根、冬瓜、白菜、梨、ハチミツ、レンコン、スッポン
など白い食材
スキンケアなら、80%水分にオールインワンゲル
などの水分を補うスキンケアなど
で潤いを確保して、乾燥しやすい秋冬を乗り切っててください。
まとめ
立秋を過ぎたらからだの内側も外側も保湿が大切。
1からだのなかから潤う食材は
ユリ根、冬瓜、白菜、梨、ハチミツ、レンコン、スッポン
など白い食材
2スキンケアで補うのは油ではなくて水分
水分80%のオールインワンゲル 養麗潤ゲルクリーム
などがおすすめです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皮膚について漢方の相談はアトピー肌トラブルお悩み相談フォーム
から
アトピーなどトラブル肌から美肌を目指すスキンケアは
安心安全な薬膳素材なら
http://karada-ni-iimono.com/?mode=grp&gid=2003447
ご利用ください。