こんばんは、
鳥取で創業90年のイヌイ薬局で、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルを食事や漢方のお薬,スキンケアで根本的改善のお手伝いをさせていただいているアトピー性皮膚炎アドバイザーの
コナン(conan)こと乾(いぬい)です。
・「綿柎開」ワタのはなしべ開くとき

今日は、四季を細かく24にわけた二十四節季の「処暑(ショショ)」に当たります。

「処暑(ショショ)」は、夏の暑さが峠を越えて後退し始めるころになります。が、鳥取では、日中はまだ激しい暑さでしたが朝夕は明らかにすずしくなってきました。みんさま方も寝冷えや風邪などひかないように注意しょう。そろそろ暖かいお召し物を用意しはじめると良い時期と言えます。



そして、四季をさらに細かく分けた七十二侯では8月23日~8月27日のころを「綿柎開」と呼んでいます。

「綿柎開」は綿の実がはじけて、コットンなどの原料となる綿花が顔を出す時期としています。綿はアオイ科の植物に属し、7月~9月頃に開花します。ただ、綿は冬に弱いためインドやインカなどでは紀元前から栽培されていたといわれていますが、日本や中国では10世紀以後に栽培されるようになったと考えられています。日本や中国で栽培が遅れたのは、綿が寒さに弱いためだったと考えられます。綿が栽培されるようになるまで、コットンのような暖かい着衣が無かったと思われるので、綿花の日本などでの栽培が可能になったことは、一般庶民にとってはとても喜ばしいことだと思います。現代も、アトピーで悩まれる方々にとっては天然コットンのように皮膚への刺激や負担が少ない素材の下着などは必需品という方もいます。今年も、皮膚に優しく体に暖かいコットンの収穫期に入ります。処暑(ショショ)を過ぎゆく今日あたりから、暖かいものの準備をそろそろ始めましょう。

人は自然と調和すると美しくなります。天人合一(テンジンゴウイツ)



綿柎開わたのはなしべひらく