アンドルー・ワイル博士との出会い

祖父の口癖を胸に新しいお店を1992年にオープンしますが、その年に米国「ホリスティック医学の父」アンドルー・ワイル博士の来日講演に参加できる機会がありました。大阪でおこなわれたのですが、満員のセミナーでした。アンドルー・ワイル博士の講演の趣旨が西洋医学ばかりにたよるのではなく、人間本来の持つ自然治癒力を高めることが大切なことを力説されていました。当時日本でも、さまざまなサプリメントが流通しはじめた時期でしたが、博士曰くやはりサプリメントも補助的な手段で、食事そのものを通じて本来の自然治癒力を高めていくことが大切ということを心に刻むことになります。さらに、日々の漢方相談のなかで痛感している食養生の大切さも手伝って、おくればせながら20余年たって一昨年来の「養麗シリーズ」の開発のモチベーションになっています。特に、まだ日本ではあまり指摘されていなかった「遺伝子組み換え」の食品について、アンドルーワイル博士がその危険性を米国「モンサント社」名指しで力説されていたのが深く記憶に残っていたことも現在につながっています。また、漢方やアユールベーダに注目されていたので、漢方に興味を持つようになります。特に、博士の全米でも日本でもベストセラーとなった「癒す心、治る力ー自発的治癒とは何か」(原題:Spontanious Healing)を読んでからは、中医学を学びたい意欲にかられました。それからほどなく、20余年来現在の中医学の恩師である劉伶先生と出会うことになります。そして、中医学では難しい病気を治す中医師よりも、病気にさせないさせない中医師のほうに高い価値を認めています。不妊症、生理不順、更年期、アトピー・皮膚病などを学んでゆく中でこういった、中医学の基本的な思想を

「治療よりも予防 予防よりも養生」

として店頭で実践してゆく気持ちが芽生えはじめることになります。 とはいえ、最初から漢方についてのご相談がたくさんあったわけではないので、さらにマーケティングの師匠との出会いに続きますが、続きは後日のブロ
アンドルーワイル博士
グでお伝えさせていただくことといたします。