「腎」が弱いと髪が抜けやすくなりますが


漢方・中医学で考える脱毛の原因は腎だけではなく

大まかには

1、余分な皮脂の分泌などで毛穴がつまってしまう(痰湿)

外食や、濃厚食の食べ過ぎで頭皮がアブラでギラギラし

ていることが多く、毛穴が詰まって髪は抜けて生えにくい

男性に多いようです。

いらないものの排泄を促すお薬と粗食でお手当て。

油性のフケも見られます。


2、ストレスで抜けてしまう(肝鬱)

強いストレスを受けて、血液の流れが停滞してしまって

頭髪を養えずにぬけていくタイプ。

円形脱毛症や突然の脱毛白髪に多いようです。

疎肝薬などでストレスに負けないお手当てが大切。


3「腎」が弱って抜けてしまう(腎虚)

加齢とともに、長期的に抜けたり白髪になるタイプです。

若白髪や若年の脱毛もみられ、腎を補いましょう。





4血液が少ない薄い(血虚)

漢方・中医学では髪は血余といわれ、血のあまりで頭髪が

養われているので、血が少ないと髪が痩せて抜けてしまう。

頭髪の艶が少なく、痩せ細っていて女性に多いようです。

乾燥したフケも見受けられます。

これらのいずれか、または、混合パターンもあります。

また、脱毛のスピードが日に日に抜けていくような場合は

外的な刺激・アレルギーを含めた免疫の関係が予想されます。

頭皮に特徴があり

熱を冷まし(清熱)免疫調整(営衛調和)で喜ばれることもあります。


髪も

色や艶 太さや濃いさ 頭皮の状態 

など大切です。