出産レポ ③ | ☆コナナの妊活物語☆高度乏精子症のダンナくんと家族になるまで

☆コナナの妊活物語☆高度乏精子症のダンナくんと家族になるまで

わたし35歳、旦那クン43歳で始めた妊活。
 ★★★ 『家族』になるまでの徒然日記 ★★★
顕微授精を経て、2016年2月2日に待望の第1子出産。
私36歳、旦那クン45歳でした。

現在は初めての子育てなどをゆるーく書いてます。

 朝8時ちょうど。
なんと朝食が運ばれてきた。

えー?!食べるのー?!

破水から5時間。
お腹の痛みは強くなっていた。
やっぱり生理痛のすごいバージョンで
痛い時は、目をつぶって手が止まるほどレベル。

ただ、私は深呼吸をやめなかった。
親友が出産前に、

コナナよ。深呼吸は身につけなさい。
赤ちゃんにもきれいな空気を送ってあげるイメージで。
鼻から吸って、口から細く吐く。

という、熱い教え。
病院で教わった呼吸法は無視して
私は深呼吸で最後まで耐え忍んだ。

痛みのレベルはどんどん上がってくる。
定期的に来る陣痛。
その度に、深呼吸して痛みを逃す。
そして、脱力。
誘発のために何回か注射をしながら
17時まで、耐える。
12時には子宮口4センチ。
15時には6センチ。
17時には9センチになる。

15時頃に旦那到着したが
会話はツンケンさせてもらった。
だって、もう結構痛かったから。
体位もひとりでは変えられなくなっていた。

そして、何より辛かったのは
2時間ごとにくる、先生の内診…
陣痛は深呼吸で耐え忍んでいたけれど
内診は、あまりに痛くて
エクソシスト張りに唸ってしまった…

17時に、
あと少しだよ!ほとんど子宮口あいてるからね!と言われたが
その二時間後、進んでいなかった。
すでに、半日も陣痛に苦しんでいたので
痛いのにも関わらず
眠気と疲労で、あまり記憶がない。
喉が乾いて、痛みのためか貧血気味だった。

もうすぐって言われてから
3回くらい内診して、
20時、先生がやって来た。

実は17時くらいから、子宮口が9センチくらいで止まっている。
赤ちゃんの頭も完全に下がっていない。
このまま、自然に分娩は難しくなってきた。

まじー。もうなんでもいいです…
って言いたかった。

ただここまで頑張ってきたから
出るかどうかはわからないけれど
引っ張ってみる選択肢はある。

このまますぐ帝王切開するか
1度引っ張って、頑張ってみるか

先生は申し訳なさそうに二つの選択肢を、提示してきた。

ほんと、頑張ってきた。
陣痛が始まってからじゃなくて、
命を授かってから、
この子が病気にならないように
健康に産めるように

先生はずっと管理してくれて
私も管理してきた。

自然な形をと、先生はいつも言っていて
ここまで支えてくれた。

先生に聞いてみた。
『出るかどうかはわからないけれど
ここまで頑張ってきたから
かけてみたい。

私は先生の言うとおりにした。
旦那くんも賛成だった。

時刻は21時。
いざ、分娩室へ。