ご存知の様に世はコロナ騒動で騒然と致しております。休校となっている学校も多く、職場でも在宅勤務になったり、或いは通常出勤であっても相当数が休んでいたりと普段とは違う年度末を過ごしてらっしゃる方が多いかと存じます。
一方、騒動の中、感染者が出歩いて物議を醸したり、デマに踊らされてトイレットペーパーを買い漁る人がいたり、浮足立った側面も垣間見れております。また斯様な非常時に自己の権利、権益のみを声高に主張する向きも散見されたりしまして、違和感を感じる今日この頃であります。建学者 平生釟三郎先生の訓えを受けた我が甲南出身者におかれましては、後世の人から後ろ指をさされる事のない、恥を知る日本人らしい行いを心がけて頂きたい、と僭越ながら希う次第であります。
一方、騒動の中、感染者が出歩いて物議を醸したり、デマに踊らされてトイレットペーパーを買い漁る人がいたり、浮足立った側面も垣間見れております。また斯様な非常時に自己の権利、権益のみを声高に主張する向きも散見されたりしまして、違和感を感じる今日この頃であります。建学者 平生釟三郎先生の訓えを受けた我が甲南出身者におかれましては、後世の人から後ろ指をさされる事のない、恥を知る日本人らしい行いを心がけて頂きたい、と僭越ながら希う次第であります。
さて、大学という目線で今回のコロナウィルスについて考えますと、例えば近畿大学では早々に今年の卒業式、入学式の中止を発表しておりまして、これに続く大学が多数に上ると考えられます。先日、京都大学では合格発表がWEB発表のみとなり、恒例の掲示板に殺到する受験生の姿が見れないという報道がありました。その中で例年、風物詩となっている同大学アメリカンフットボール部による合格者の胴上げがない、という報せがございました。京都大学では合格=入学となる学生が受験生の殆どでありまして、合格発表の場が各クラブの勧誘開始と位置付けられており、先程のアメリカンフットボール部は過去最高では60名の新入生を獲得した実績があるそうであります。合格という気分が高揚している時を逃さず入部に導くシステムは流石であると言えましょう。
我が校の場合、合格=入学となる学生は約半数とされておりますので、なかなか京都大学の様にはいかないという事情がありますし、合格発表を大学まで見に来る学生は少数である様であります。ただ懸念されるのは、近畿大学の様に入学式が中止となった場合、中止になるのは入学式だけではなく、新入生を対象とした各種説明会、オリエンテーションも中止となる事が予想されます。WEBを活用して目的を達する事は難しくはない筈でありますので、一つの場所に大人数を集める形態は避けるのでないかと思われます。無論、これはやむを得ない措置であると言えましょう。
その場合、各クラブの新入生勧誘活動に重大な支障が出る事が予想されます。昨今、昔とは異なりクラブへの入部は学生の意向、自主性を尊重するとされておりますが、志願で入部する学生より勧誘を通じ入部する学生が多いのが実態である様です。最終的な決断は学生個々人の意志であるにせよ、入部に至るまでにきっかけとなる勧誘が欠かせない訳であります。
どんな部であれ志願者は少ないのが実情でありまして、内心、興味があっても誰かに背中を押して欲しかったりもするのでありましょう。
そういう意味では我が校に限らず応援団に志願する学生は極めて稀でありまして、勧誘という行為をなくして新入生の獲得は困難であると言えます。各校の今年の新入生の勧誘の動向が極めて憂慮される今日この頃であります。
その場合、各クラブの新入生勧誘活動に重大な支障が出る事が予想されます。昨今、昔とは異なりクラブへの入部は学生の意向、自主性を尊重するとされておりますが、志願で入部する学生より勧誘を通じ入部する学生が多いのが実態である様です。最終的な決断は学生個々人の意志であるにせよ、入部に至るまでにきっかけとなる勧誘が欠かせない訳であります。
どんな部であれ志願者は少ないのが実情でありまして、内心、興味があっても誰かに背中を押して欲しかったりもするのでありましょう。
そういう意味では我が校に限らず応援団に志願する学生は極めて稀でありまして、勧誘という行為をなくして新入生の獲得は困難であると言えます。各校の今年の新入生の勧誘の動向が極めて憂慮される今日この頃であります。
甲南大學應援團OB
八代目甲雄会広報委員会