関西学生應援團連盟【3】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

次に関西勢の硬式野球の状況を見て参りたいと思います。関西の硬式野球業界の歴史については以前、触れましたのでそちらを参照願います。
関西大学野球の歴史
従来、4つあったリーグが昭和37年に関西大学野球連合として統合したのであります。大学硬式野球界では東高西低の時代が長く続き、関西のレベルアップを目的に編成された訳であります。結果として最上位リーグである関西六大学リーグと下位リーグの入替戦、その入替戦出場をかけて行われる下位リーグ優勝校同士の決勝戦でこれまでの枠組では実現しなかったカードが組まれる事になります。
目新しいカードに野球ファンは喜びますが、その反面、これまで対戦がなかったカードではトラブルが発生したりもしました。連合発足後1年が経過した昭和38年には春季リーグの入替戦で龍谷大学と大阪商業大学の応援団同士の大規模な乱闘事件が発生します。また翌39年には西京極球場で龍谷大学と我が校の間でもトラブルが勃発致しております。当時、硬式野球の応援会場では大小様々なトラブルが頻発していた様であります。
 
こういった関西硬式野球界の再編の流れは応援団に無縁ではなく、全日本学生応援団連盟よりこちらに活動をシフトして参りました。硬式野球のリーグが統合された訳ですので、これを機に関西応援団界も大同団結をしようという機運が醸造されて参ります。先に触れた様なトラブルの再発防止の為にも連盟設立の必然性が高まってきた訳であります。【以下次稿】
【昭和42年 日生球場 対京都外国語大学戦】
関西大学野球連合の発足で、これまでになかった対戦校、会場での試合が組まれる様になりました。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会