関西学生應援團連盟【4】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

関西での応援団業界の連盟設立の必要性は感じるものの、各種トラブルの遺恨が残ったり、また関西の応援団は独立自尊の気風が色濃く、なかなか大同団結するに至りませんでした。また野球界の方も、連合は関西野球界に新風を吹かせると思われましたが、システム的には無理矢理、統合した感が否めず、その歪みに強豪校、弱小校それぞれの立場で不満が募る結果を招来しました。
 
リーグの構成は最上位に関西六大学リーグを設置し、その下に他の3リーグ(阪神、京滋、近畿)が並立する形でありました。下部3リーグでの優勝校同士で優勝決定戦を行い優勝したチームが関西六大学リーグの最下位チームと入替戦を行うのでありますが、関西六大学リーグ最下位チームが破れ降格となった場合、来季はどのリーグで戦うかはそのチームが決めるというシステムでありました。よって当該チームは戦力的に劣ったリーグへの降格を希望する様になり、下位リーグのパワーバランスを混乱させる結果を招来しました。
 
また強豪校側でも不満が蓄積されておりました。当初の目論見としては関関同立という私学の雄4校にその時々の強豪校2校を加えた編成で関西六大学リーグは発展していくというものでありましたが、現実はそうはならず関西学院大学、立命館大学は度々、下部へ転落する事態が発生したのであります。関関同立が揃い踏みしないリーグが相当数、発生した事により、西の早慶戦と呼号していた関関戦、同立戦がリーグ内で実現しない様になった訳であります。【以下次稿】
【同立戦】
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会