8/5にお知らせ申し上げました通り。去年に引き続き応援団フェスタを開催させて頂きます。日本特有の文化である大学応援団という文化を中学生・高校を含めた社会全般に広くアピールする場であります。
各大学では体育会離れという現象が見られ、特に応援団は競技ではないという性質上、目的を見失いがちな傾向にあり、年中、何らかのスポーツイベントで盛り上がっていたり、或いは偉大な先達が1年間を通し目標を持って取り組める完璧なプランニングを施していたりでもない限りはなかなか存続が難しいのが現状であります。
正確な資料がなく、憶測で申し訳ありませんが、大学応援団は盛期の半数以下になっているのではないかと思われます。応援団の本質を考えた時、特定の環境のみで生存できる様な特殊なものではなく、どの大学でも存続出来る力強さや必然性があると我々は思っております。
大学応援団の歴史は古く戦前、もっと言えば明治にその源流を辿る団もある程でありますが、現在、認識されている様な大学応援団の形態は大東亜戦争後、広まったものだと思われます。歴史の長さと多様性を包含する性格故に、年代や地域、大学によって様々な顔を持っていた様に思います。様々な形態の応援団がありましたが、その全てが応援団なのである、という訳であります。
ただ時代の変遷の中で、応援団の一面のみをクローズアップし大衆に迎合する様な捕らえ方が世間に流布され、応援団業界が冬の時代を迎えた時期がありました。社会構造そのものが、応援団が確立した戦後のそれとは大きく変わり、変化を余儀なくされたという側面もあるでしょう。【以下次稿】
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会