T式勧誘法 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

そろそろ各大学應援團の新入生勧誘も一段落する時期かと思われます。應援團好きの方は、各團のホームページを覗いては活動状況や團員数等をチェックしていると聞きますが、新入團員の情報が掲載されるのはもう少し先の事だろうと思われます。
 
そういう應援團好きの方を何名か存じ上げておりますが、彼らが口々に言うのは國學院大學はコンスタントに團員を確保している、という事であります。確かに毎年5~10名の團員を確保している同團の勧誘力は、東の東京六大学や西の関関同立に比肩し、全国的に見ても突出していると思われます。
もちろん勧誘という活動は、大学によって環境は千差万別であり、歴史的な背景もあるでしょうし、校風もあるでしょうし、新入生を獲得しやすい大学、そうでない大学があるのは事実であります。
ただ様々な環境がある大学の中で多くの大学の應援團が勢力を減退させたり、我々の様に現役組織を維持出来ない団体が多数ある中、毎年、結果を残している國學院大學は瞠目すべき組織力を持っておられるものと思われます。
 
我が應援團が活動していた時期、國學院大學との交流は殆どありませんでした。強いて申せば我が團が全日本学生応援団連盟に加入させて頂いていた時期(昭和30年代~45年)に、連盟祭で加盟校同士として僅かな交流の痕跡が確認できる程度であります。現在では以前に御紹介させて頂いた大学応援団フェスタにおいて、同校とは交流を深めさせて頂いております。
 
その中で同團の勧誘に対する取り組みをお尋ねした事がございます。同團では勧誘活動は年間の活動の中でも非常に重きを置いた活動と位置づけされており、入学式の前から綿密な計画を練っておられるとの事でした。毎年、助監督の方がプランを練っておられるとの事ですが、同じ人間が毎年、同じ取り組みを行っている中で一貫性のある手が打てているとの事でした。
 
いずれにせよこの助監督の名を冠したT式勧誘法は極めて有効である様でありまして、友好関係にある他校應援團からも教えを乞う團もあり、それらの團でも実際に成果が出ているとの事でありました。こういったノウハウを各團で共有し、業界全体の底上げを図る様な業界の体質改善が急務かと愚考致す次第であります。
 

 

甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会