国勢調査に思う | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

過日、国勢調査の結果、日本国の人口が減少傾向に転じたと大々的に報道されておりましたが、その関連で以下の様な報道がありました。
福岡市人口、神戸市抜いて政令市5位に 国勢調査速報値【朝日】
福岡市の人口が神戸市を抜き去り全国第5位の都市になったとの事です(こういう統計の場合、特別区である東京は別格としてランキングには含まれない様です)。さらに僅差で川崎市やさいたま市が追い上げておりますので、首都圏集中化の流れを鑑みてもそのうち抜き去られてしまうのかもしれません。

逆に言えば、つい最近まで神戸市は人口は全国5位の街だった訳でありますが、意外な感じがする方が多いのではないでしょうか。同じ近畿圏でも体感的には京都市の方が人が多そうな気がしますが、人口は神戸市の方が多いのでありまして、地元民以外にとっては不思議な感じがする訳であります。

人口が多い=都会、都会=良い街、という等式は常に成立する訳ではない筈です。誰にとっても自らの地元は他の街に比べ、別格であり続ける事でありましょう。

應援團員にとっては、自らの出身地である地元以外にも大学がある街はやはり地元感があるものであります。大学らしさ、という概念の中に地域という要素は外せない為であります。就中、甲南大学は神戸らしい大学である事を志向しておりましたので、神戸という街に殊の外、愛着がございます。

甲南の寮歌の歌詞の中にも神戸の美しい街並みの様子が見て取れる訳なのですが、神戸の街の良さをお伝えするには連載が1つ出来るほどのボリュームになろうかと思いますので、改めたいと思います。

ただ阪神大震災と長引く不況、、東京一極集中の流れの中、我が愛すべき神戸は昔日の賑わいに翳りがさしている事は事実であります。かつて賑わっていた場所が寂れていたりすると、やはり淋しい気持ちになってしまいます。

かつて我が團は学外で神社の行事などに参加させて頂いたりして地域貢献を團務の一環として積極的に取り組んでいた歴史がございます。現役應援團再建の暁には地域貢献を一つの大きな活動の柱として取り組んでいく必要性を感じた次第であります。


甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会