待望のDVD化 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

以前、「東映実録シリーズ」と題した記事をブログに掲載させて頂きました。昭和50年前後に東映の実録物と言われる映画シリーズが一世を風靡し、その後もビデオ化され、多くの團員を魅了して参った、というお話でした。

その記事の中で、團員の多くが好んだ作品「山口組三代目」が、他の実録シリーズの作品が続々とDVD化されているにも関わらず、本作と続編「三代目襲名」は一向にDVD化されない現状をお伝えしたと思います。
東映のHPにはDVD化を希望する作品を受け付けるページがありましたので、皆様に投票をお願いし記事を終えておりましたが、本年1月に遂にDVDとして発売されております。

ご協力頂いた方々のお力添えの賜物でありますが、実際のところは昨年、高倉健菅原文太の両雄が相次いで逝去した、という事情が大きく影響している様です。
両者共に昭和を代表する俳優でありますが、意外な事に共演作品が少ないのであります。ところが本作は両雄が主役、準主役として物語の骨格を担う役どころという極めてレアな作品でありまして、諸々の反対理由を乗り越えてでも販売する価値ありと判断されたのでしょう。
平時であればタイトル、昨今の社会情勢等を鑑みますと、到底、販売できなかったでありましょうが、前述の様な理由、また亡くなった両雄への供養として販売に踏み切ったのでありましょうが、なかなかの英断と言えるのではないでしょうか。

筆者も早速、購入し、改めて視聴致しましたが、甲南大生にとっては馴染み深い神戸が舞台となり、上映当時は主人公である田岡一雄親分も神戸でご活躍中であったという背景を考えますと、血沸き肉躍りながらスクリーンを食い入る様に観ていた当時の團員達の姿が目に浮かびます。

以前も書かせて頂きましたが、我々は神戸市内に本拠を構える数少ない大学應援團として、田岡一雄親分とは些かの縁がございました。昭和29年、有馬温泉御所坊で盛大に開催された我が應援團の結團式の折には田岡親分より巨大な花輪を頂戴致したり、またその後、親分の血縁の方の中には甲南大学に入学された方もおられ、ご縁があったりと、我が團の歴史の中にも田岡親分の足跡が遺されております。

かつてこの作品をご覧になった方、またまだ観たことがない方にも是非とも本作をご視聴頂く事をお薦め致します。
以下から購入可能です。
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八代目甲雄会広報委員会