三島由紀夫先生慰霊碑清掃奉仕 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

以前 もご紹介させて頂いた通り我が團室には三島由紀夫 先生の書が掲げられております。また我々が使用する「押忍」の由来となっている書物「葉隠 」が難解で読了に至らない為、三島先生の「葉隠入門 」を読む様に先輩に指導されますので、馴染み深いご存在でありました。


余り知られておりませんが、三島由紀夫先生は本籍が兵庫県加古川市にあり、その縁で加古川に慰霊碑が建立されております。建立当時の兵庫県 坂井時忠 知事が揮毫なさっております。


マイナーである理由は幾つか考えられますが、やはりその立地条件でありましょう。今でこそカーナビという文明の利器がございますが、昔であれば一度、行ってももう1度、行ける者は稀という山奥にあるのであります。

目印は玉の緒地蔵尊 (兵庫県加古川市志方町西飯坂573)でありまして、Googleマップで場所はご確認頂けます。この玉の緒地蔵尊の更に奥に慰霊碑が静かに佇んでいるのでございます。


三島先生は本籍地である加古川で昭和19年に兵隊検査を受けられるのでありますが、この時、共に検査を受けた方が墓守として慰霊碑の維持をされておられました。


これらの事実を聞き及んだ関西の有志がいつの頃からか三島先生の命日(11月25日)に合わせ清掃奉仕活動に取り組んでおられます。この話が巡り巡って我が團の耳にも入りましたが、11月は何かと團務多忙な時期。さりとて何もしないというのも問題があり、という中、親衛隊を中心に有志を募り参加するという苦肉の策で参加させて頂いておりました。

この清掃奉仕活動、今も継続中とのことでございますので、是非とも復活させたいイベントであります。


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