應援團の幹部は着物を着用致しますが、その羽織は独特のものでございます。
モデルに深い意味はございませんが、幹部は何故か腕組みをしたポーズを取る者が多い為、着物のご紹介には相応しくない為でございます。
普通の羽織と違うのは前に「甲南大学応援団」と大書してある点と長い独特の羽織紐であります。前に團名を記すのは関西地方に多い様でありまして、團によっては役職まで記されているところもあります。つまり「○○大学応援団副団長」といった具合であります。他の地域では、無論、大学によって千差万別ではありますが、この様に團名を記さない團も多々ございます。
後は通常、家紋等を染め抜く位置にその大学の校章やシンボルマークを染め抜きます。我が團の場合は甲南大学の校章でございます。
そしてやはり目立つのは羽織紐でありましょう。通常は前で結わえてしまう羽織紐が極端に長く、背中にまで伸ばし、房は首の後ろの下あたりに来る様な形になっております。余り他では見ないタイプではないでしょうか。
時代劇では新撰組の隊士が同じ様な羽織紐をつけておりますが、この辺りに何故、應援團の羽織紐がこの様になっているかのルーツがありそうな気が致しますが、はっきりした事は分かっておりません。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会