創團60周年記念に関してさり気なく表記を変えております。柔然は「創團60周年記念式典」と銘打っておりましたが、「創團60周年記念総会」となっております。
様々な議論がありましたが、要旨は以下の通りであります。
一つは現在、現役應援團が存在しない状態である為、60年、活動を継続したという事にはならず、60年前に應援團が誕生したという事に過ぎません。よって他校應援團や学内他クラブが開催しておられる創團・創部○○周年とは意義を異にする様に思います。これが1点目であります。
1点目を踏まえ盛大に来賓をお招きし、節目を慶ぶという訳には参らず、慶賀行事ではなく甲南大學應援團の未来を考える場にすべきではないか、という見解に改めました。現状、甲南大学内で應援團が必要でないかという機運が高まっている訳ではない中、甲南大學應援團の事を我が事として考える事が出来るのは、そこで育った我々OBしかおりません。
伝統的に良い意味でも悪い意味でも現場の運営は現役に委ねるという体質が災いし、現役應援團がない現状を痛みとして感じる事が出来るOBが少ないのが現状であります。
真に必要な存在であれば、いずれ志を持った者が再興するであろうから、それまで待つ、というのも一つの立派な見解である事は重々、承知しております。ただ改めて甲南大学の歴史や校風などを鑑みますと、60年前に應援團が結成されその後、幾度も解散の危機に直面しながらも48代の歴史を刻んできた事は奇跡に近い偉業であると言っても良いと思います。
現役時代、見知らぬ人から「どこの大学の應援團か?」と問われ甲南大學應援團であると胸を張って答えると、「甲南大学に應援團があったのか!」と驚かれた経験を持つ会員諸兄も多いのではないでしょうか?それほど世間から見た甲南の校風と應援團のイメージは合致しないのであります。
その奇跡を今一度、起こそうという訳でありますから、それには膨大なエネルギーが必要でありましょう。我々、應援團OBが健在である今であればその負担も幾らかは軽減される事でありましょう。
60周年の節目を機に甲南大學應援團の未来に想いを馳せる場が今回の記念総会なのであります。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会創團60周年記念準備委員会