大学における部活動(前編) | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

最近はFacebookを始め様々な便利なツールが手軽に使えます。我が会も情報発信を目的にFacebook のページを設けておりますが、このお蔭で卒業以来、一度も会った事もなかった様な他クラブの同期生等とコンタクトが取れたりして、旧交を温めたりしております。


さすがに自身の出身部の現状をよくご存知の者が多く、自然、甲南大学におけるクラブ活動の現状を議論する形になってしまう訳であります。いずれも昨今、部員集めにも苦労し、なかなか成績も残せない状況が続いているとの事であります。


そもそも大学にはアスリートとして競技志向が強い競技から、同好会活動としてコミュニティを形成し大学生活をより豊かにするという生涯スポーツ的要素を含んだものまで幅広く存在致します。そもそも大学は専門的教養や一般教養を身に付ける事を第一義としておりますが、その中における大学スポーツの定義は曖昧で、その不透明さはかなり以前から指摘されておりましたが、そのまま今日まで推移致している次第であります。


色々と調べてみますと、極端なものではプロスポーツもしくはセミプロスポーツと高校の部活動の狭間的存在で、大学スポーツは市民権を得ているのかという疑問を投げかける向きもある様でございます。確かに人気という観点で言えば、一部の競技を除いて、自ら能動的に調べなければ、いつ何処でゲームが行われているか知る事は出来ない現状があります。東京六大学野球、箱根駅伝、関東ラグビー等、TV放映があり、根強いファンやOBに支えられている一部の競技を除いては決して人気がある状況とは言い難いのは事実でありましょう。


無論、大学スポーツは人気を勝ち取ろうとか観客を動員しようという目的で為されている訳ではございません。ただ応援されたり、その気持ちに応えようとしたり、と普段、味わえない環境をその競技を通じて得るチャンスを生かし切れていない現状はやはり問題と言わざるを得ないでありましょう。


八代目甲南大學應援團OB会広報委員会