「バタヤン、1曲、歌てえな」で有名な歌手 田端義夫さんご逝去のニュースが昨日、流れておりまして、感慨も一入であります。團員の嗜みとして長く酒席で愛されてきた「かえり船」は永遠の名吟であります。ご冥福をお祈り申し上げます。
ここまでは本編と関係ありません。さて、昨日の記事 に関して、質問を頂きましたので、少々、説明不足かと思い、補足させて頂きます。色々と賜ったご質問、ご意見の趣旨を総括しますと、長い歴史の中で紆余曲折があったものの、最終的に残った48代目の時の型を継承すれば良いのでは?という事になります。しかしながら敢えて異論を申し上げると、最終形=最終的な改良形ではなく、改悪も含まれている可能性がある、という事でございます。
平成に入り吹奏楽部が創設され一時的に減少した團員も増加傾向に転じた頃に、平成の大検証とも言える演武・乱舞の見直しが行われた事がございました。当時で約15代上の先輩方にご来臨願い、見直しを行ったところ、昔と変わらないもの、過去より改良が施されているものも多数ございましたが、反面、改悪されているものも幾つか指摘がございました。例えば学園歌の太鼓はかなり簡略化されている事が判明し、直ちに旧に復す事になったのであります。
またリーダー部のこだわりが凝縮された乱舞についても見直しが必要かと思われます。我が校の乱舞は他校に比べると異様に時間が長いのであります。最長は「乱れ八拍子」で20-25分程度かかりますが、元々は10分程度のものが徐々に長くなり、最終的には倍以上になったのであります。
無論、演じるにはかなりの体力が要求される訳でありますが、反面、観客の立場になればこれは長過ぎると考えられます。この短縮は可能でありますので、この際、真剣に考えるべきかと思われます。
この様に最終、残ったものが全て良いとは限りません。何がベストなのかをこれを機に一度きちんと検証する必要がある訳でございます。
【乱舞 乱れ八拍子】
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会