昨日、「本山村怪々奇團【5】 」に対するコメント を頂戴した中で、名札について言及されているものがございました。これも應援團やその他武道系団体他に所属した者でなければ馴染みがないものではないかと愚考致し、本日はこの名札について書かせて頂きます。
名札と書いて実は「メイサツ」と読みます。読み方には馴染みがないとは思いますが、現物は意外にご存知ではないでしょうか。木の札に團員の名前や役職や所属を書いて木の枠に填め込むものなのですが、よく武道の道場やちょっと物騒な事務所等の壁には必ずと言って良い程、掲げられております。
存在そのものは知名度があるにも関わらず、その呼称はもう一つ判然としない、考えてみれば不思議な物であります。実際に私共も柔道場や空手の道場に掲げられているこの物を、その道場の方々が何と呼んでらっしゃるのか存じ上げません。気になって調べてみましたが、明確な答えは得られておりません。ただかつて現役團員が活動しておりました時代に、当時の後援団体の若兄ィに尋ねたところ、斯界でも「メイサツ」と呼称するとの事でしたので、私共だけの呼び方でない事だけは確かであります。
Wikipedia では『本人が着用しない場合は「めいさつ」と呼んで区別することもある』との記載がありますので、特定の業界の専門用語ではない様であります。しかし一般教養に疑問を呈さざるを得ない若手團員が粋がって「メイサツ」と言っておりますと、ただの言い間違い、漢字の読み方を知らないと思われかねませんので、注意が必要でありましょう。
他校の應援團や他クラブ等でこの名札をお使いの方で、何と呼んでらっしゃるかご教示頂ければ幸いに存じます。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会