寒稽古 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

若干、時期はずれますが、我が應援團では後期練習の締めくくりとして寒稽古が実施されます。時期的には12月中旬頃でございます。大学より真っ直ぐ西へしばらく行きますと住吉川 があるのですが、そこで稽古を行います。

 

住吉川は昭和初期までは時として氾濫し周囲に甚大な被害を及ぼす暴れ川だったのでありますが、後年、すっかり治水され、両岸には遊歩道が設けられる長閑な姿に様変わり致しております。後期練習の最後の1週間はここで心身を鍛える訳であります。

 

ちょうど阪急電車の鉄橋と川が交わる地点が、脛まで辺りのちょうど良い水深でございまして、絶好の寒稽古スポットであります。川に浸かって約1時間程度の稽古でありますが、川に入った当初は水の冷たさが脳天に駆け上がりますが、練習が終わる頃には川で泳いでも全く苦になりません。

 

團室から川までの往復は幹部以外は上半身裸に裸足のスタイルで駆け足するのでありますが、帰り道は足の感覚がございませんので、多少怪我をしたところで気付く者はおりませんでした。

 

ただ練習が始まるまで、團員はその出で立ちで学友会館1Fで先輩の出発命令を待つのですが、ちょうど昼食時でもあり数多の学生が学友会館にある食堂に殺到しますので、その視線が痛うございました。我が校、冬の風物詩でございます。

【唱和50年頃の寒稽古の様子】
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【昭和60年頃の寒稽古の様子】
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